万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

対日開戦の準備を進める韓国の脅威

2019-01-27 15:08:04 | 国際政治
「日本の威嚇飛行は容認できない行為」 韓国国防相
日本海の大和堆の上空で発生した韓国海軍駆逐艦による自衛隊哨戒機に対するレーダー照射事件は、韓国側が論点を自衛隊機の威嚇低空飛行にすり替えたことで、混迷を深めてります。防衛当局間での協議の打ち切りは、日本国側の‘韓国をこれ以上追い詰めてはならない’とする配慮であったそうですが、同事件を穏便に済ませたいとする日本国側の期待は、韓国側がまたしても自衛隊機の低空威嚇飛行を持ち出してきたことで、無残にも裏切られてしまったようです。

 日韓間で起きてきたトラブルは、日本側が、非のある韓国の面子を慮って一歩引くと、三歩踏み込まれてしまうパターンの繰り返しであり、今般も、事なかれ主義が事態の悪化を招いた事例となりました。日本国は失敗に学ぶことを知らないかのようで不安な限りなのですが、事件発生以来、主張を二転三転させてきた韓国側としては、何としても、全ての責任を日本国に押し付け、自らの行為を正当化することで、100%‘全面勝利’を得たいのでしょう。韓国の思考パターンでは、日本国を犠牲にしても自らが助かればそれでよいのであり、事実など無関係なのです。

 こうした韓国の思考回路からしますと、韓国、そして同思考回路を共有する中国や北朝鮮等の諸国ほど脅威となる存在はありません。北朝鮮では主体思想が国家イデオロギーとして長らく信奉されてきましたが、この思考回路こそ、まさしく‘自己中心主義’の権化であるからです。つまり、自己の利益や都合、そして、自己正当化のためには手段を選ばす、他者を侵害するあらゆる悪事もなし得ることを意味しているのですから。

 今般の事件もその経緯を振り返りますと、韓国側に非があることは明白です。そもそも、国旗を掲げることもなく、国籍不明の駆逐艦が日本国のEEZ内で活動を行っていれば、自衛隊哨戒機が近辺で警戒飛行を行うのは当然のことです。しかも、韓国船籍タンカーが国連安保理決議に違反して北朝鮮船舶に対して‘瀬取’を行っていたことが既に判明しており、監視対象国でもあります。日本国の自衛隊の監視活動は、自国の防衛を主たる目的としつつも、国連加盟国としての海上パトロール活動でもあるのです。

韓国がかくも躍起になって論点をずらそうとしている理由は、日本国内では、自衛隊による自国に対する瀬取行為の監視を追い払いたい一心ではないかと推測されています。言い換えますと、韓国が主観的に‘感じている’脅威とは、日本国の自衛隊によって瀬取の現場を押さえられ、国際社会において韓国の国連安保理違反が白日の下に晒される事態への怖れであり、これは、犯罪者の心理に通じています。この以外に、日本国側が敢えて韓国軍の動きに対して警戒行動をとる理由がないからです(少なくとも日本国政府は、防衛省を含めて常に日韓友好を最優先にしている…)。

二回目の自衛隊機による低空飛行は、東シナ海の蘇岩礁付近とされており、現場こそ日本国のEEZ内ではありませんが(仮に自衛隊機が同海域を飛行していたとしたら、それは、上述した理由による海上パトロールでは…)、証拠として公開された写真には、低空飛行を示す水平線も映っておらず、かつ、高度等を示す計器の数字にも改竄の痕跡があるとの指摘もあります。決定的な証拠とはなり得ないのですが、韓国側は、「機械は嘘を吐かない」と述べて、あくまでも自らの主張を貫く構えなのです。武力による対応まで示唆するのですから、逆切れして日本国を武力で威嚇しているとも言えます(こうした行為も国際法違反…)。

低空威嚇飛行が問題となっている最中に、自衛隊機が韓国海軍の駆逐艦に低空飛行で接近するとは考えられず、韓国側が嘘を吐いているとしか考えられません。「機械は嘘を吐かない」とはいえ、人間は嘘を吐くのですから(計測データも改竄可能…)。そして、こうした韓国側の極端な自己中心主義は、今後、韓国側が、一方的に日本国に対して戦争を仕掛ける可能性が高いことを示唆しています。かつて、モンゴル帝国が諸周辺諸国を堂々と侵略したように、開戦の理由は、如何なる嘘を並べ立ても構わないのでしょう。日本国政府は、韓国側の思考回路こそ警戒し、万が一に備えるべきではないかと思うのです。

よろしければ、クリックをお願い申し上げます。
 

にほんブログ村 政治ブログへ
にほんブログ村

コメント   この記事についてブログを書く
« 不正確な政府統計に見えるデ... | トップ | ‘空飛ぶ時代’の盲点-安全と... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際政治」カテゴリの最新記事