万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

日本国政府は「原発攻撃禁止条約」を提案しては?

2014年05月21日 15時45分34秒 | 国際政治
美味しんぼ「新たな風評被害」 最新号、県民“憤り”(福島民友) - goo ニュース
 最近に至り、俄かに福島第一原発の事故被害が取り沙汰されるにようになりました。『美味しんぼ』という漫画の描写のみならず、福島県の子供達の甲状腺がんに関する報道も見られます。

 こうした情報の真偽を確認するためには厳格な調査を実施する必要があるのでしょうが、この時期に狙い澄ましたかのように、原発事故関連の話題が持ち上がったことには、どこかしら不自然さがあります。不審に感じていたところ、先日、ネット上に、河北省などに建設されたミサイル基地から日本国の原発を狙った中国による日本攻撃計画の作戦図が掲載されているのを発見しました。この作戦図の真偽も確かめようがありませんが、ふと頭に浮かんだのは、中国は、原発を攻撃対象に設定しているからこそ、日本国においてマスコミ等に配置した工作員を動員し、原発事故の恐怖を煽っているのではないか、という疑いです。戦時において原発を攻撃することは、軍事施設ではありませんので、今日の国際法においても違法行為です。しかしながら、国際法違反を繰り返してきた中国のことですから、広範な日本国民に被害を与えるために、この禁じ手を使う可能性があります。そこで、日本国政府は、先手を打って、原発攻撃を確実に違法行為とするために、国際社会に対して「原発攻撃禁止条約」の締結を提案してはどうでしょうか。日本国のみならず、原発設置国はもろ手を挙げて賛成するでしょうし、反対を表明しようものなら、密かに他国に対して原発攻撃を目論んでいるのでは、と怪しまれます。

 原発攻撃もまた、非人道的なジェノサイドの一種であり、「原発攻撃禁止条約」は、ジェノサイドの実行手段の一つを禁じる条約と位置付けることができます。もちろん、たとえ加盟国となっても、無法国家であれば条約を平気で破る可能性もありますが、「原発攻撃禁止条約」という形で国際社会の表舞台で議論されれば、心理的な抑止効果も期待できるのではないかと思うのです。

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コメント (4)
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