万国時事周覧

世界中で起こっている様々な出来事について、政治学および統治学を研究する学者の視点から、寸評を書いています。

韓国の国柄分析-声高な時ほど不利な時

2014年02月23日 15時58分43秒 | アジア
「竹島の日」式典に韓国が猛反発 日本大使館前で抗議集会(産経新聞) - goo ニュース
 昨日の2月22日、日本国では、竹島が正式に島根県に編入された日を祝して、竹島の日の式典が催されました。この式典に対する韓国の反発は凄まじく、”植民地支配の正当化”、”挑発行為”、”日本の右傾化”といった批判の言葉が飛び交っています。

 江戸時代にあって、江戸幕府の許可の下で日本国が竹島(当時は松島)を運営していたことは歴史上の事実であり、元禄期に李氏朝鮮との間で交渉の対象となったのも、現代の鬱陵島(当時の竹島)のみです。日本国に残されている古地図には記載がありますが、一方、韓国の地図には、一切、竹島を正確に記したものはありません。韓国が竹島に統治権を及ぼしていた証拠とする大韓帝国時代の1900年にの「勅令41号」でも、”独島”の名はなく、鬱陵島周辺の付属島と見なされる”石島”の名があるのみです(観音島とされる…)。”石島”が”独島”ではないことは、1905年に日本国が正式に竹島を編入した際に、この情報に接した鬱陵島の郡守が竹島を”独島”と呼んだことからも明らかです(しかも、竹島の正確な位置も把握していない…)。また、韓国側は、この時、この一件について調査をしたそうですが、その後、正式に抗議することもありませんでした。ICJへの共同提訴に応じない理由は、韓国には、歴史的にも法的にも根拠がないからに他なりません。常識的な国であれば、相手の国に根拠がある以上、その言い分を認めることになるのですが、韓国は、あくまでも日本国の要求に耳を貸そうとはしません。逆に、日本国に非があると責め立てているのです。侵略した加害国が侵略された側の被害国を罵るという、異常な現象が起きているのです。嘘か真か、韓国では、交通事故が起きると被害者に対して加害者である運転手が”お前のせいだ”と怒鳴る…というお話があるそうですが、自己が不利な時ほど居丈高になるのが、韓国の国民性なのかもしれません(”声闘”の伝統?)。ソチ・オリンピックのフィギュア・スケート女子の競技でも、買収の張本人と目されてきながら、韓国選手が銀メダルに終わったことに不満を爆発させて、逆に、再審判を要求しているそうです…。

 唖然とさせられるお話ばかりですが、政府レベルでも、韓国の国柄は政策や行動パターンに現れているようです。韓国政府の反応は一般とは逆なのですから、日本国政府も国際社会も、韓国の言い分を根拠あるものとして鵜呑みにしてはならないと思うのです。

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コメント (2)
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