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民商側意見書が証拠採用に、全国支援で司法動かす

2017-11-02 17:50:11 | 日記

 倉敷民商の禰屋町子さんの控訴審公判が10月27日、広島高裁岡山支部で行われ、各地の民商や国民救援会などでつくる支援の会から15都府県の約150人が参加し、法廷に入りきれない人たちが裁判所前で無罪を訴えました
 裁判後の報告集会で清水善朗弁護団長は「第1審で唯一の証拠とされた広島国税局の木嶋査察官の鑑定書が公平、公正さを欠いていることを訴え、検察の不同意があったが、裁判官の判断でこちらが提出した立命館大学の浅田和茂教授の意見書が採用された。控訴審ではめずらしく2暗闇半にわたる弁護団の意見陳述が認められ、禰屋さん自身も迫力ある意見を陳述した。来年1月12日に判決が下される」と述べました。


 則武透弁帯士は、「法廷ではパワーポイントも使い、木嶋査察官の鑑定書の、5つの問題点(①鑑定人の公平さを欠き、②木嶋氏は税法の専門家と言えず、⑧鑑定項目に沿った鑑定書の体裁すら備えていない、④1審の江見裁判長も3ヵ所の間違いを見つけるなど内容的にも信用性に欠き、⑤他の査察官の又聞き(再伝聞)が含まれている)を述べた。浅田教授の取調べ(供述)はかなわなかったが、意見書が証拠として認められた。3年間たたかってきて初めて光がさした思いだ」と述べました。


 谷和子弁護士は、裁判の元になったⅠ建設の帳簿を税理士の協力も得て調べて脱税の事実が認められなかったこと、千田卓司弁護士は禰屋氏が年3回ほど会計処理をしただけで、所得をごまかしたり隠したり、利益を得た事実がないことを陳述したことを報告しました。


 山崎博幸弁護士は「裁判を傍聴した人は無罪を確信したと思う。40年弁護士やってきてこんなに充実した弁論は初めて。1審判決を絶対に後世に残してはいけないという強い思いでやってきた。5000通の要請はがきが力になった。緩めず支援強化を」と訴えました。


 禰屋町子さんは「不公平、不公正な江見判決に絶望と怒りを感じていた。今日は、民商は営利目的でなく弱い立場の人のための組織であり、税務署から一度も注意も警告も受けたことがなく、自主的な納税を妨げるべきではないことを述べた。みなさんに支えられてここまでたたかえた。最高裁に向けてたたかっている窮増さん、小原さん共々これからもご支援よろしくお願いします」と訴えました。


「岡山民報」 2017年11月5日号より

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