暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

アナログ

2019年02月04日 | 古民家

 地方に空き家が増えて・・・若者が少なくなって・・・子供数も減って・・・・

いつの頃からそんな風になって来たのでしょうか・・・?

上野からSLが発着している時代・・・集団就職と言われる大きな流れがありました・・・。

地方の農村では就職先も少なく・・・稼ぎも少ないので・・・

都会に出て、良い仕事に出会う機会を作る為に・・・多くの方々は都会を目指しました・・・。

 

愛宕の山に登れば・・・富士山も望めるくらい・・・まだまだ遠くまで見渡せるような町並みの東京・・・

建築に携わる職人さんの中にも・・・東北から関東に出てこられて・・・都会を、終の棲家とした方も多くいらっしゃいます・・・。

いろんな食を転々としながら・・・手に職を付けた方・・・・時代の波に乗って、成功を収めた方・・・

情報や人が集まる場所で、多くの刺激を受けながら自由に考え・・・動く事が出来る空間都市に・・・・

人は憧れと夢を持って・・・窮屈そうでいて、摩天楼のような街に住み続けているのかもしれません・・・。

 

田舎の良さを感じるのは・・・どれくらい歳を重ねると、そんな気持ちになるのでしょう・・・?

「隣の芝生は青く見える・・・」

人は・・・遠くから、先入観無く見るほうが・・・冷静に感じる事が出来きて・・・

そんな風に客観的に、物事を見れるような年代が・・・30歳過ぎ・・・40歳近くで・・

仕事や・・・生活・・・家族など・・・いろんな関わりの中で、考え方が変わって来るのだと思います・・・。

出戻り・・・と言われると、差別的な言い方の様な気もしますが・・・・

実家を出て・・・修行をして実家に戻って、家や地域の仕事・活動を手伝う方がいます・・・。

以前にもお話した様に・・・・違う世界を知り・・・自分を磨く意味の修行です・・・・。

仕事だけで無く・・・人や地域・・・環境との関わり方・・・色んな勉強が出来ます・・・。

若いうちはしっかり勉強して・・・いずれ地元との関わりに戻っていくカタチを・・・そんなに悪い事だとは思っていません・・・。

情報や人との関わりに・・・地方も都市もあまり関係が無くなるような、社会の仕組みが出来つつあります・・・。

すべてデジタルではいけませんが・・・デジタルがあるからこそ・・・アナログの良さを再認識して・・・・・

癒しとなるようなアナログの良さに目を向けてほしいと思います・・・。

古民家のブームがあるように・・・癒しとは・・・成長の途中で、少し遅れて・・・置いてきてしまった忘れ物で・・・

懐かしい記憶のようなモノだと思います・・・。

繋いで来た記憶は、忘れ無いうちに取りに戻って・・・次の世代に受け継ぐ責任があると想います。

 

 

 

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