住まいを移す想いは・・・お手軽なのか、清水の舞台から飛び降りる気持ちなのか・・・
風来坊に放牧暮らし・・・寅さんに山下清さんほど気まぐれでも無いけれど・・・
一つ所に立ち続けられない人はいるようで・・・
終の棲家か、気軽な移住が・・・それぞれの暮らしで始まっているような気がします・・・。
隙間の空いた記憶の箱を埋めようと・・・幼い好奇心は両手て足りないほど抱いて・・・
どこまでも新しいモノで埋め尽くそうとしてしまう・・・。
やがてお腹は膨れて、消化できないほどの年齢になると・・・
歩いて来た道をもう一見直してしまい・・・ヨロリ座り込んで・・・
埃っぽいアルバムを・・・バリンと剥がすように眺め続けてしまう・・・。
出たり入ったりの町の様子が忙しそうでも・・・元気に前を向いているのでも無いのは・・・
カラッポの公園や・・・火の消えた学校、うるさいほどの元気な声が町から消えて・・・
雑な商店街も・・・口やかましい笑顔のおばさんも居なくなってしまったから・・・。
自然と生き物と合わせた暮らしが、里山の生き方だとすれば・・・
どこもかしこも里山が増えると・・・その地域が豊かに回り始めるのかも・・・
抱えられる重さは限られるかも知れないけれど・・・静かな場所や田舎の良さが受け入れを緩やかにして・・・
移住も移転も、騒がしい町造りは時間を掛けて・・・廻り始めるだろうか。
