暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

流される

2022年11月29日 | 古民家
 気にもならないモノが消えて行く・・・
そこいらじゅうに寝転ぶ石くらいにしか思っていなかったモノ・・・
いつ振り返っても・・・ただそこにいてくれた物・・・
数十年も・・・何となく変わらずに隣にいてくれた人・・・。
別れを見つけて・・・みんなに悲しむような言葉を投げかけられると・・・
どしゃ降りのように・・・体の中がずぶ濡れになって、何もかもが流されてしまう・・・。

教科書でしか見ない写真の中に・・・何となく見知った顔を見つけ・・・
若い親の姿に自分を見つけて・・・何となく姿を重ねて見る・・・。
ゴチャリとした骨董市で見かける、写真やポストカードにも同じ香りを見つけて・・・
古い街道を歩くと・・・想像も出来ない歴史の足跡を感じようと頑張れば・・・
幼い頃は興味も無かった社寺仏閣に・・・今更ながらしんみりとしてしまう・・・。

昭和の色合いが・・・急に薄れ始める話題が増えて来たけれど・・・
流行は何度も繰り返し・・・
大正の頃は明治を・・・明治の頃は江戸を憂いて・・・
怒涛の時代変化を過ごして来たはずなのに・・・経験の世代が継がれて行かないと・・・
本当の意味を知る暮らしの繋がりは残せなく・・・
おかしな文化も・・・忘れたい技術も・・・大切な伝統も・・・
この先の暮らしに必要な大切を・・・どのように伝えたら良いのだろうか。






コメント
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