暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

日本の山

2019年07月27日 | 古民家

 業界のあるある・・・この業界にいるからこそ、こんな場面では・・・こんな行動を取るなんて話しはあって・・・・

建築業界・・・・職人さんと旅行に行くと・・・いちいち建物の納まり談義が始まり・・・

うんちくが飛び交う不思議な団体となります・・・。(個人的な見解です。)

山から伐採される木には国から補助金が頂けます・・・・。

山から切り出され・・・搬出するだけで支給され・・・・売れても売れなくても良いそうです・・・。(すごく簡潔に話しています。)

国から、入札で委託された範囲の木材を伐採するか・・・・山の持ち主さんとの契約で、伐採範囲と価格を決めて伐採するか・・・

細かなルールはそれぞれありますが・・・大まかにはそんな感じで・・・(森林組合からの依頼もあります。)

多くの材料を伐採・搬出した方が・・・多くの補助金が手に入り・・・木材が売れれば・・・その費用も利益となり・・・

国や・・・持ち主さんに還元されます・・・。

でも・・・原木が売れない・・・良い材料でも、需要が無ければ買い叩かれる時代・・・・

次を継ぐ人がいなくて・・・伐採後の植林も出来ていない・・・・

低価格で・・・安定供給できている外国産材・・・・合板や集成材として、日本の建築現場に使われ続け・・・

ある国の木材を伐採しつくし・・・今では希少材となってしまった木材もあります・・・。

ドイツでは・・・新月伐採(月齢伐採)と言われる・・・月が見えない、新月の時期にだけ木材を伐採します・・・。

月から受ける・・・何かの影響で、カビや虫が付きにくかったり・・・

葉枯らし・・・と言われる、山の中で自然に乾燥させる3ヶ月ほどの工程を経て・・・

さらに・・・半年から1年・・・製材して乾燥させた木材は・・・木肌も美しく・・・つややかで・・・・

しっとり、吸い付くような表面になります・・・。

乾燥収縮で割れが入ったり・・・隙間が開いたりはありますが・・・・

満ち潮・・・引き潮など・・・月の影響が地球に与える大きな影響を考えれば・・・・

人の心に与える影響・・・昆虫や動物・・・植物に与えられる影響も何かしらあるように思います・・・。

科学的に根拠を語る人も・・・否定する人もいますが・・・

山のうんちくを語り合い・・・・こだわりの木材の話題で盛り上がるほほえましい団体でありたいと思いますし・・・

そこまで手間を掛けて育て上げられた新月伐採で自然乾燥された木材は・・・・

気持ちの良い・・・心安らぐ住まい造りとなって・・・心地良い暮らしをもたらしてくれると想います。

 

 

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