♪句あれば 楽し ♪♪

独りよがりのおしゃべりを綴っています
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風習

2013年06月25日 | ひとり言

 青葉闇団子投げ入れ餓鬼の道


( あおばやみだんごなげいれがきのみち )


     5月末に亡くなった伯父の35日の法事で
     田舎に戻っておりました

     淡路島では、 35日の法要に、高い山に登ると言う風習が、あります
     わたしの郷里では、島の中央にある千山(せんざん)の
     千光寺(せんこうじ)と言う古刹に参ります
     高い山と云っても、450m弱でございます
     殆ど頂上まで車で行くことが、出来ますが、駐車場から
     山門、閻魔さまをお祀りしてある六角堂まで、急な階段を登らねばなりません
     子供の頃、段数を数えたことが、ありますけど・・・、憶えてません

     運慶の作かもしれないとと云われている仁王像が、迎えてくれます
     大きなわらじも飾られております
     
     まず、お堂の裏、谷に向って、小さな握り飯を後ろ向きに投げます

     これは、亡くなった人が、極楽への旅の途中、出会う餓鬼さんの注意を
     そのおにぎりに向け、その間に黄泉の国への旅を進める為ということです

        

     閻魔さんにお参りするのは、故人の少々の罪は、お目こぼし願うためでしょう

     そして、本堂で、ご本尊の千手観音さんを前に、読経していただきます

     この法要の風習を話すと、みなさん、驚かれます
     

     このお寺は、大猪に化身した観音菩薩に導かれた狩人が開基したとされ、
     境内の狛犬は、犬ではなく神使として猪が置かれているのです



     こちらの狛犬ならぬ、狛猪は、左右ともに口は、閉じて
     角は、ありません
     
     今回、カメラに納めようとしてビックリ
     先の、4月13日の淡路島を震源地として発生した地震の影響で
     境内にある石灯籠や、石像が、ずれたり崩れたりしているのです
     浮島への橋も壊れかけていました
     あちこち、立ち入り禁止の看板で、ロープが、張られていました

     阪神淡路大震災の時より、被害が、大きかったのでは、無いかしら
     丁度、このお寺、活断層に乗っているのかもしれません
     
     大きな重機でも持ってこないと、修復は困難でしょうね
     でも、狭い山頂で、作業出来るかしら?


     
     山から降りてくる途中です
     108歳、 市内で一番の高齢者(?と聞きました)であった
     祖母の姪、母の従姉が、亡くなったという知らせが、入りました
         祖母は、姉と歳が、ズ~~ンと離れて生まれたので、姪と5歳しか
         歳が、離れておりません
     昨年、施設で会った折は、お話も通じておりました
     千山でも、お寺の階段を登りつつ、親戚の間でも、
     あのおばあちゃまは、元気だよって、話が出たばかりですのに
     わたしが、幼い頃、祖母の実家の傍のお寺の夜店や、ツツジ祭に、
     連れて行ってもらいました

     100歳を越えても、カクシャクとしていたのに

     先日、足に血栓が、見つかり、その後、一気に身体が、弱っていたとか

     実は、わたしが、実家に帰ると、誰か お葬式が、あります
     過疎化で高齢者が、多いとそんな偶然も重なるのでしょう
     あまり良い気分では、ありません
     


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8 コメント

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お悔やみ申し上げます。 (吾亦紅)
2013-06-25 21:17:41
伯父様の35日の法事の日に、お母様の従姉さんが逝かれたのですね。
なんだか、連れだって、という感じがしますね。
思い出も多かった方が、そして、お元気であった方が、急に旅立たれて、寂しさもひとしおのことでしょう。
ご冥福をお祈りいたします。

淡路島での 35日の法要のお話は、初めて聞くことですが、同じような話も聞いたことがなく、興味深くお伺いしました。

返信する
こんばんわ  (バジル)
2013-06-25 21:24:40
その土地その土地で風習が違うものですね。
こちらでは35日の法要は特に何もしません。
次週の49日に重きを置くからだと思いますが、高い山に登るというのは興味あります。
狛犬ではなく狛猪は面白いですね。
しかも両前足に何やらよだれかけのようなものをかけている。
どんないわれがあるんでしょうか?
そういえば地震ありましたね。
古いので尚の事被害もおおきかったのでしょうか?
過疎化どこでも進んでいますね。
北海道も札幌など一部のところ以外過疎化が進んでいます。
さびしいことです。
返信する
お帰りなさい (ひまわり)
2013-06-26 07:17:12
所によって色々風習があるのですね
法要で高い山に登る 谷に向かって後ろ向きでおにぎりを投げる
興味を持って読みました
35日の法要 49日に行いますよ

過疎化が進む田舎 放置された田畑 廃屋 寂しいですね

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田舎 (しまそだち)
2013-06-26 16:39:40
 吾亦紅さん

最近、田舎の親戚との付き合いは、
お葬式、法事、お見舞いばかりです
それも、段々家族だけで営むのが、増えております

この風習は、珍しいらしいですね
わたしは、どこでもそんなものだと思っておりました

この山は、イザナギさんが、最初に作った山だそうです
天岩戸は、高千穂が有名ですが、この千山の何処かにも
天岩戸だといわれる所が、あるらしい
返信する
田舎 (しまそだち)
2013-06-26 16:41:20
 バジルさん

一度、この狛猪を撮りたかったのですが、
法事なのに不謹慎かなと遠慮していたのです
実は、観音菩薩さんの化身のその猪は、脚を怪我していたらしいです
それで、この布を着けてあげているのでしょう

若い人が、都会にいるので、年寄りが、亡くなった後
家は、誰もおらず、法事もお寺や、それ専用のホールで
営むようになりました

過疎の町にそんなホールが、もう何軒も
返信する
田舎 (しまそだち)
2013-06-26 16:44:56
 ひまわりさん

昔は、石段も平気でしたが、年々、勾配が、きつく感じられるように
なりました
毎朝、登って1000日とか、達成した方の写真が、本堂に
並んでいます
わたしも、中学校3年生と高校1年生の遠足で登りました 

このおにぎりを転がす風習の事、一度朝日新聞に紹介されてました
それを読んで、珍しいことなの   でした

都会に住む人が、あの田んぼどうしよう?
他人に預けたままなのも、問題だとか言ってます
返信する
お疲れ様でした・・ (みすず)
2013-06-26 22:57:17
108歳、凄いですね・・・大往生と言えますね。

狛猪、面白いですね、東京にはリアルな犬の狛犬が
ありますが猪は初めて見ました、そういえば牙がありませんね。
淡路島は活断層の地層なのですね、南海トラフなる地震
も恐ろしいですが、これからそんなに大きな地震が来たら
日本はどうなってしまうのでしょう・・そんな事を考えると
眠れなくなりそうです(^▽^笑)
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ありがとうございます (しまそだち)
2013-06-27 17:32:54
 みすずさん

108歳、もう暫く元気でいてくれると、誰もが思っておりました
脚に血栓が見つかってから、急に弱くなったとのことです
母より年上の親戚が、少なくなり、ショックを受けているようです

リアルな犬の狛犬 見たいですね
和犬なのかしら?
松江で見た、狛犬も珍しいものが、ありました
唐獅子とか

南海トラフ、現実となるでしょうか?
瀬戸内では、そう高い津波には、ならないだろうとは
従兄の素人分析ですが 
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