自己満足日記

クラキンのささやかな道楽三昧  2009年3月14日開設

船釣り大好き その1

2015年02月18日 04時49分59秒 | 沖釣り日記
私の道楽の中に「釣り」というのがあります。

一口に「釣り」と言っても
・渓流釣り
・湖沼釣り
・磯釣り
・堤防釣り
・船釣り
などなど、色々なジャンルがあります。

その中でも私が35歳の時から始めて20年以上続けているのが「船釣り」です。
それ以外の釣りは全くやりません。

何故、「船釣り」なのか?
これから船釣りを始められることをご検討中の方に、少しでもご参考にして頂ければと思って書かせていただきます。
当然ですが、全て私の限られた経験からの内容であることを予めご了承下さい。

一番の理由「簡単だから」です。
船釣りと言うのは、船宿が出す乗合の釣船(いわゆる「遊漁船」)に乗って楽しむのですが、
当然、船長は釣りのベテランですし、船には魚群探知機(略して「魚探」)も付いていますので、ほぼ確実に魚の居る場所を探し出せるということです。
そこに船を止めて、魚の居る深さ(これも魚探でバッチリ判ります)へ仕掛けを落として釣るという訳です。
つまり、良い船宿(注1)へ行って、船長の指示の通りにやっていれば、ある程度の釣果はほぼ確実に得られるということなんです。
稀に「ぼうず」(何も釣れない事・・・「オデコ」とも言います)ということもありますが、その場合は自然相手と言うことであきらめましょう。 
でも、他の釣りより遥かに簡単で釣れる確率が高いと思います。
また、船に乗って釣るので体力的にも渓流や磯釣りより楽です。
「言われた通りにやるだけじゃ、ちっとも面白くないじゃないか!」と言われるかもしれませんが、同じ船に乗っても何十匹も釣る人も居れば、ぼうずになる人も居るように、やはり「腕の差」、「運」などで大きく違いがあり、十分に工夫や楽しみの余地はあります。
何せ、自然相手ですから・・・。
正直言いましてかなり「下手くそ」な私の経験では、本命坊主の確率10~20%、完全坊主(クーラー空っぽ)の確率2~3%という感じです。

二番目の理由「魚種の豊富さ」です。
季節、港、船宿によって釣り物になる魚種はとても多彩です。
更に、本命(その釣舩が釣ろうとして狙っている釣り物=魚種)以外に、どんな外道(本命以外に釣れる魚種)が釣れるかという楽しみもあります。
つまり「何が釣れるか判らない楽しみ」があります。
当然「食べる楽しみ」も魚種の分だけ多彩になります。
スーパーや魚屋さんでは絶対に手に入らないような魚を食べることもできますよ。
当然ですが、魚種の豊富な分、魚種によって異なる釣り方や引き味も十分に楽しめます。

三番目の理由「大物釣り」ができることです。
渓流、磯、堤防などでは獲物の大きさに限度がありますが、船釣りの場合は沖合に出るので当然「大物」をゲットできる可能性が高くなります。
具体的に言えば、
何十キロも沖合に出る「遠征釣り」では同じ魚種でもサイズが大きくなる確率が上がります。
例えばカンパチやイサキなどは相模湾でも釣れますがカンパチなら1~2kg程度、イサキなら30cm程度がせいぜいですが、銭洲や伊豆七島周辺では、カンパチ10Kgクラス、イサキ50cmクラスが珍しくありません。
また相模湾周辺でも、シーズンになるとワラサやブリ、キハダマグロなどの大物釣りが近場で楽しめます。
因みに私の釣った中で最大は28kg(1.3m)のキハダマグロです。

四番目の理由「家族へのお土産ができる」ということです。
これは他の釣りでも同じかもしれませんが、お土産を持ち帰る確率が高い事、普段お目に掛かれないような魚も含めて種類が豊富な事が船釣りの良さです。
私が釣りに行った日は大抵、寿司、刺身、煮物・焼物などの魚尽しになります。
勿論、鮮度も抜群です。

最後の理由は、船で沖に出る「気持ちよさ」です。
特にコンディションの良い時は最高です。
広々とした海の上で波に揺られて、色々な景色を楽しみながらの釣りは本当に贅沢な遊びだと思います。
例えば、海の上から富士山を眺めながらの釣りとか・・・。
特に仕立て船(注2)だと釣ったばかりの魚を船上で仲間と一緒に食べるなんてこともできて、これまた最高の贅沢です。
但し、海が荒れるとそれどころではありませんが・・・(笑)


(注1)良い船宿

人気のある船宿は大抵良い船宿です。
昨今は殆どの船宿がHPを持っていますが、これが大凡の目安になると思います。
・HPがまめに更新されている
・HPの記載内容に嘘が無い(自分が行った日のHPを観れば一目瞭然)
・安定して他船より釣果が良い、特に他船が不調の時でも、そこそこの釣果を上げている
以上のような条件に当てはまるところは「良い船宿」と判断してよいと思います。
人気船=混雑と言うことになりますが、まともな釣りができないほど、客を詰め込むような船宿は「儲け主義」なので避けた方が良いです。
良心的な船宿は、限度以上に混みそうな時には別の船を出すか、客の乗船受付を中止します。
19トン船なら、片舷10名程度が限界です。
良い船宿に出会うまではアチコチ行ってみるしかないですが、良い所をみつけたら、なるべくそこに通って船長と顔見知りになった方が良いです。
私の場合、1港1船宿に絞っています。

(注2)仕立て船

1隻の船を個人で借り切ることです。
1隻借り切る料金は、乗合船をやっている船宿の場合、「乗合船10名分の料金」が相場です。(相模湾周辺の場合)
例えば乗合1名の乗船料が9000円の船宿なら、1隻9万円ということです。
10名で借りれば1名当り9000円ですが6名で借りると1人当り15000円ということになります。
仕立て船専門にやっている船宿もあり、中には乗合船宿の仕立よりかなり低料金のところもあります。
仕立て船の良さは、
・我儘が効くこと
・混雑の心配が無く、他の客に気兼ねがいらないこと
のふたつです。
特に「我儘が効く」は大きなメリットで、出船/帰港時間(一定時間以上は駄目)、釣り物などは、事前に船宿と打ち合わせておけばかなり自由が効きます。
例えばちょっと早めに出船して、マダイとカサゴのリレー釣りとか・・・。
混雑しないのもメリットで、オマツリ(他の人と仕掛けが絡むこと)の心配が無いのは記聞が良く、釣りに集中できます。

欠点は、概して「船」が見劣りすることです。
当然、乗合(最近は19トンクラスが普通)に比べて一回り~二回り小型になりますし、古くなる分設備も見劣りしたりします。(雨が降っても逃げ込めるキャビンが無いとか・・)

私の場合、仲間が6名揃ったら、仕立を検討します。
仕立専門の船宿2つに絞っています。


コメント
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