くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

中山道の道標ポツン

2015-01-05 | 街のモノ

ココス大宮赤芝店の駐車場の看板の下に、かつての中山道の道標がポツンと立ってました。ブロック塀と袖壁に囲まれるかのようで、なんとか残っている…という感じです。

左側の壁に、この道標のことを「安政7年の道しるべ」として解説された案内板が、掲げられています。安政7年(1860年)に建てられたとのことで、江戸時代が終わり明治が始まる直前の頃で、人々の移動が増えてきていたのでしょうかね。

一番上の山の絵があり、「大山 御嶽山」が大きく、その下に「よの 引又 かわ越 道」と道標には書かれています。現ココスの北側に、中山道から西へ向かう古道があったそうで、その分岐点の案内だったそうです。「大山」は現伊勢原市の阿夫利神社、「御嶽山」は東京の御嶽山、「よの」は与野、「引又」は現志木のあたり、「かわ越」は川越で、その方面ということだそうです。

かつての古道は無く、上にココスの駐車場看板、右に資源回収の集積所、背後に高いブロック塀…という中に、残されているのが不思議な感じです。中山道の道路拡幅工事などの際も、移設されたりで残されたのですかね。

車では相当な回数通っている場所ですが、ゆっくり歩いたのは初めてだったので気が付きました。先月、車いすの人と、街見て歩きながら話すということをしている時に、たまたま脇を歩いたのでした。