蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

熱々の蒸米を冷やす機械=放冷機

2006年11月19日 21時49分49秒 | 日本酒
私が生まれた昭和48年なんかは、日本酒が最も多く売れた年だそうで、蔵人(しかも若い人)もたくさんいて、そりゃあもう酒屋は活気にあふれていたようです。
しかし今は日本酒の消費も落ち込み、蔵人も減少、そして高齢化・・・。基本は人間の手仕事ですが、どうしても機械に頼る作業も出てきます。ただ機械にさせることで、仕事の出来のばらつきをなくしたり時間短縮、効率化など良い点もたくさんあります。バランスよく取り入れて、蔵の個性がある美味しいお酒を継続して造っていきたいものです。
この写真は「放冷機」といって、蒸米を冷ます機械です。画面右上から左下に向かって、蒸米がコンベアにのって移動し、その間に熱気を吸引・排出して冷ますわけです。(使用時はコンベアの上には蓋がしてあります。掃除中の一枚です)
これがとても大きくて重い機械です。うちの場合、夏場片付けていますので、今の時期、引っ張り出して設置するのは大変。左上のリフトのお尻が小さく見えますね。