酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

うー!

2007-03-21 13:13:20 | ぶちょ~

こんにちは。

今日は世の中は「春分の日」でお休みなのですね。
先ほど気付きました。

今日の作業は、粕剥、検定、粕取焼酎仕込、32号(純米吟醸)搾り、洗米、濾過などです。

昨日搾った本醸造は、粕歩合が46.8%で大吟醸並みの粕歩合でした。がーん!怒られちゃいます。
しかし、言い訳にしかなりませんが、出来た酒は素晴らしい味でした!

今日の画像は、蔵猫ちゃんが古井戸の上で「のびー!」としている様子です。
最近暖かくなってきたので、会う機会が多くなってきました。
蔵の入り口まではついて来るのですが、蔵の中には入りません!えらい!



大吟醸の瓶燗!

2007-03-20 07:58:36 | ぶちょ~


おはようございます。

今日の作業は、42号添仕込、麹の盛り、麹の引込み、37号(本醸造)搾り、などです。

今日の画像は、昨日の瓶燗の様子です。

瓶燗とは、一升瓶で火入れを行う事です。
注意点としては、お酒の温度と、周りのお湯との温度差を25℃前後までで行う事です。
それ以上の温度差になると、瓶が割れてしまいます
また、出来るだけ早く温度を上げ、また下げることが必要です
さらに、火入れの温度も重要で、大吟醸などの場合は、火落ちの危険は少ないので、酒質が変わってしまうのを避ける為、殺菌よりも酵素を失活させる事に重点をおき、少し低い温度で火入れします。




お酒の温度が30℃前後まで冷えたら、氷水で冷やします。
しっかりと冷えた所で、冷蔵庫に入れ、火入れした後に出る「火冷め香」がなくなるのを待ちます。

日本酒って本当に手間がかかるお酒です!
だから可愛いんですけどね。


斗瓶の滓引き。

2007-03-19 14:24:06 | ぶちょ~


こんにちは。

今日の作業は、麹の引込み、洗米、粕剥、検定、粕取焼酎仕込、斗瓶滓引き、火入れなどです。

今日の画像は、斗瓶の滓引きの様子です。
サイフォンの原理を利用して、上澄みだけを瓶にとります
この際に残ったものが、滓酒で、おりがらみなどと呼ばれます。
今日で搾りから1週間ですので、火入れまでを本日中に行います。

火入れについては、瓶燗という方法を行いますが、詳しくはまた明日!


ねずみチョコ!

2007-03-18 22:51:19 | ぶちょ~
今日の画像は「レダラッハ」の「フェアリーマウス」です。
スイスのチョコでかわいいでしょ。
チョコと蒸留酒は合いますよね。

話は変わりますが、うちの香り高い純米吟醸がバッチリ合うんです!
どんな苺がいいかと言いますと、糖度が高く酸味が少ないものがオススメ!
お酒と苺の香り、甘み、酸味が一体化します。
是非とも試してみて下さい。

グレンロセス1992

2007-03-17 22:15:01 | 今日のお酒
今日は久しぶりに「今日のお酒」です。

お酒は、グレンロセス1992です。
グレンロセスはスペイサイドモルトで、ラベルには蒸留日や瓶詰年やサイン、コメントなどが書かれています。
このようなラベルは信頼感があり、私は大好きです!
また、瓶の形も凄く好きだし、ビンテージということもあり、1992、1987、1973の三本持っています。
本当は全てのビンテージを揃えたいのですが、先立つものが…。

テイスティングですが、すっきりとしていて、ほんのり甘く、かすかにオレンジや生姜の風味があります。
あっさりしていて飲みやすいかんじです。

FOODEX

2007-03-16 21:54:49 | ぶちょ~
今日はFOODEXにやってまいりました。
とても盛況でした!
たくさんの方々にうちのお酒を試飲して頂けました。
ただ今、打ち上げ中です。
頑張ってくれた仲間達に感謝です!

”現場”が一番!

2007-03-16 16:34:36 | もとやん
皆の衆、ひさしぶりじゃのう。元気にしておったかの?インフルエンザが一ヶ月遅れで流行しているようなので皆も気をつけるようにの。
蔵の中は特定名称酒の仕込みも終わり、仕込んだ醪の上槽と、普通酒の仕込みの最中なのじゃ。上槽の時期のタイミングは、けいこさんの分析値と醪の状ぼう(香り、味、面、発酵音など)を加味して決まるのじゃ。いわば機械と人間の五官の融合とでも言おうかの。
そういえば、桜の開花時期が一週間以上遅れるそうじゃの。桜のつぼみは見らずに、コンピューターの数字ばかりみていたそうじゃの。



出麹。

2007-03-15 09:41:33 | ぶちょ~


おはようございます。

今日の作業は、出麹、41号仲仕込、洗米、焼酎蒸留、瓶詰などです。

今日の画像は、出麹の様子です。
昨日盛った麹米は、通風により管理され、プログラムの通りの温度経過をたどり、頃合をみて冷却されます。
ある程度冷却されたら、出麹します。

この麹を入れている大きな箱には、下部にファンを取り付けていて、使用するまでファンを回すことにより、冷却・乾燥することが出来ます。

出麹の時は、麹の栗の様な香りが蔵の中に漂います。
今回も、イイ麹の香りです!

明日は、FOODEXに行きます!(お客としてではないですよ。)
その模様は、携帯電話からアップします。
頑張ってきます!


盛込み。

2007-03-14 10:01:28 | ぶちょ~

おはようございます。

今日の作業は、出麹、盛り、洗米、火入れ、焼酎蒸留、斗瓶滓引予定などです。

今日の画像は、機械での麹造りの盛りの様子です。
機械だからといっても、手造りの麹と基本は同じです。

昨日機械の上部(引込み床)に引込まれたお米は、切返し機で細かく一粒一粒にしながら機械下部の盛棚(4段ある)へ落とします。

拡大写真




下部の盛棚もコンベアとなっていて、好きな厚みで盛る事が出来ます。
それが一番上の画像です。

明日は出麹の様子をお届けします。


引込み!

2007-03-13 11:49:16 | ぶちょ~

こんにちは。

今日の作業は、41号添仕込、麹の盛り、麹の引込み、濾過、瓶詰、焼酎蒸留などです。

今日の画像は、麹の引込みの様子です。
これまでの手造りの麹ではなく、機械による麹造りです。
機械だからと言って、手抜きはしません!
人間より機械の方が優れている部分もあります。
しかし、機械を使うのは人間ですので、使いこなす事がとても重要です。

この麹の機械は、オールステンレス製で、相当高価で優れもの!
手造り麹で得たノウハウを生かし、良い麹を造り美味しいお酒になるよう、日々努力です!