今日はエ-2号酒母ちゃんのモト分けでした。
モト分けとは元来、モトを分ける事。
昔は、半切りといわれるタライのような容器に小分けにし、温度を下げていました。
その名残でモト分けと言うのです。
成分が整ったところで、使用するまでの期間温度を下げ、保持するのです。
また、この期間を枯らしといいますが、長すぎると自分達で造ったアルコールにより酵母ちゃん達は弱ってしまいます。
アルコールから酵母ちゃん達を保護する為、ある程度の糖分を残しつつ、温度を下げるのです。
温度を下げても、弱い酵母ちゃんは死んでしまいます。
選び抜かれた強い酵母ちゃんが、モロミへ行く事が出来るのです。
高温糖化酒母は完成まで一週間。
速醸系のなかでも、西日本の蔵元で特によく使われる手法のようだにゃ。
もと分けした酒母のなかで、これから大活躍するために強く逞しい酵母ちゃんたちが休眠しているんだぁ。