酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

手モト

2007-01-29 11:31:31 | ぶちょ~

おはようございます。

今日の作業は引込み、24号留仕込、洗米、濾過などです。

今日の動画は、山廃モトの手モトと呼ばれる操作です。
酒母の物量の均一化品温の降下を目的とし、糊にならないように控えめに混ぜます。
品温は7℃前後、とても冷たいです。
また、今のこの期間を打瀬(うたせ)といい、硝酸還元菌乳酸菌が増殖する準備期間なのです。
ここでの品温管理は重要で、高すぎても低すぎてもいけません!
もとやん、お世話たのみますよ!

「蔵人テスト」第4問:白米の蒸しの目的とは何か?の答え
デンプンをα化することにより、酵素作用を受け易くし、麹菌が繁殖し易くし、殺菌する為。
簡潔に言えばこのような答えになります。
ちなみに、α化したデンプンはしていない物に対し、5000倍ほど酵素作用を受けやすいという話です。

それでは、「蔵人テスト」第5問!

1.水は清酒中の約80%を占め、直接間接的に酒質に影響を与えます。一般に水には(  )と軟水があります。(  )と(  )の合計量の数値が高い物を硬水と呼びます。
硬水、カルシウム、マグネシュウム

2.精米の目的は、米の胚芽や上層部には(  )、(  )、(  )が多く、これらが(  )や(  )の生育を急進させて、製造管理のバランスを崩します。また、製成酒の(  )や雑味成分となり、酒質を劣化させます。
脂質、ビタミン、タンパク質、酵母菌、麹菌、着色

3.濾過した後の酒は(  )と(  )を破壊するため、約(  )の温度で火入れします。
殺菌、残存酵素、65℃

わかるかな?


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