こんにちは!
昨日から始まりました今年の天吹流 生モト仕込み!
酒造りの奥深さと面白さを再認識するために挑戦し始めた生モト造り、今年で4年目を迎えました。(まだまだヒヨコです。)
まだまだ、古い書物を読んだり、最新の学術的文献を調べたりしながらの試行錯誤ではありますが、蔵人みんなの経験値をあげながら、天吹流生モト仕込みを目指します。
本日のレポートは山卸し!
・・・「山卸し(やまおろし)」ってなに? 日本酒造りには専門用語が多いので、ご説明しましょう。
「山卸し」とは、日本酒造りにおける操作のことで、現在は、一般的に「モト摺り」と呼ばれます。
この作業は、蕪櫂(かぶらがい)と呼ばれる櫂棒を用いて、仕込んだ蒸米と麹、水を丹念に摺り合わせていきます。
これによって、生モトの物量が均一化し、有用な微生物達が棲息しやすい環境を整えていくのです。
モト摺りの操作は、実は非常に力のいる作業で、慣れないうちは息が切れてくる・・・。
ちなみに、この大変な重労働「山卸し」の作業を「廃止」したのが「山廃(やまはい)モト」です。
山卸しは気候、蒸米、麹、仕込水といった酒造条件を考慮しながら操作時間や回数を決定します。
「もとやん」の判断で「山卸し」終了!
これから、「打瀬(うたせ)」「初暖気(はつだき)」と工程は進み、ドラマティックな微生物の変遷が始まります。
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