酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

生もとレポート 山卸し編

2009-12-05 11:04:38 | ぶちょ~

おはようございます!

本日「生もとレポート 山卸し編」です。
昨日、仕込・手モトを行った「生もと」ですが、本日「山卸し」です。
「山卸し(モト摺り)」は「蕪櫂(かぶらがい)」ですり潰す操作です。

この「生もと」造り操作の時期・間隔はそれこそ「酒屋万流」で、さまざまな流儀があります。
東北地方ですと間隔は長く、灘地方は間隔が短い。
これは、精米歩合、水、気候の違いが複雑に関係していると思います。
現在では、冷蔵庫や氷などさまざまな文明の利器がありますのでそれらを有効利用し、「早湧き防止(純粋培養)」に確実に導く方法を確立出来るはず!
酒造りも「ひとつひとつの操作の意味・効果を理解し、状況に合わせ対処する」事が大切です。

山卸しが出来たら「モト寄せ」しタンクに入ります。
数日間の「打瀬(うたせ)」の期間(低温に保つ)を経て「初暖気(はつだき)」となります。

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