酒造り日記

佐賀県の天吹(あまぶき)酒造の酒造り日記

大吟醸の瓶燗!

2007-03-20 07:58:36 | ぶちょ~


おはようございます。

今日の作業は、42号添仕込、麹の盛り、麹の引込み、37号(本醸造)搾り、などです。

今日の画像は、昨日の瓶燗の様子です。

瓶燗とは、一升瓶で火入れを行う事です。
注意点としては、お酒の温度と、周りのお湯との温度差を25℃前後までで行う事です。
それ以上の温度差になると、瓶が割れてしまいます
また、出来るだけ早く温度を上げ、また下げることが必要です
さらに、火入れの温度も重要で、大吟醸などの場合は、火落ちの危険は少ないので、酒質が変わってしまうのを避ける為、殺菌よりも酵素を失活させる事に重点をおき、少し低い温度で火入れします。




お酒の温度が30℃前後まで冷えたら、氷水で冷やします。
しっかりと冷えた所で、冷蔵庫に入れ、火入れした後に出る「火冷め香」がなくなるのを待ちます。

日本酒って本当に手間がかかるお酒です!
だから可愛いんですけどね。