今日は吟醸粕取焼酎の仕込みについて少し・・・。
吟醸の酒粕は出来るだけ新鮮な物を使いたいので、粕を取り出した当日に仕込みます。
粕に対し150%内外の水を汲み、仕込みます。
ポイントは寒い時期は温水で仕込み、仕込後に25℃となるようにすることです。
また、醪の蒸留前のアルコール度数が12%前後までなるように汲み水の量を調節することも必要です。
仕込んで2週間ほどで蒸留します。
お米は吟醸ですので、高精白の酒造好適米を使用していますし、醪の日数は30日+14日なので44日ほどあります。
さらにうちでは蒸留後、甕に入れて1年間熟成させます。
私のテイスティングでは、日本酒と米焼酎の中間的な味わいで、滑らかで複雑な風味をもった吟醸粕取焼酎となっていると思います。