夏の夜空に咲く花のように

満月ぷらすまいなす１か２くらいの月が好きです。

寿司とお酒をちょっと楽しんで

レイトショーを見て酔いを覚まし

夏の夜を歩いて帰る

途中の公園でベンチに腰掛け空を仰ぎ

サンダルを脱いでまったりとしたひと時。


こんな気持ちのいいよるなのに

相変わらず自殺願望は消えません。

小さいときははっきり見えていたお月様の顔も、今じゃボケて見えやしない。

こんなに悲しいことってそうそうないよね

だぁぁいすきなのに

涙が滲んでもっと見えなくなっちゃうよ

悲しいね。

寂しいよ。

気持ちのいいよる。

お月様はちょっとずつ

でもしっかり進む。

お月様に憧れて、僕はどれだけ近づけたんだろう。

どんなに背が伸びても
どんな底の高い靴を履いても

僕の足はいつまでだって地に着いている

ちょっと悲しくて

でも、安心してる。


不思議な夜。


高二の時の暑い夏の日に見た入道雲も

中３の時見た冬の夜の公園のベンチも

小５のときみた秋の昼下がりの学校の天井も

全部忘れない風景。

なーんにも特別なことなんかなかった日々。

好きな人がいた時も、いなかった時も。

ずーっと好きだったこの世界を包み込む空と

空に浮かぶ一輪の花のような月も。

みんなみんな大好きです。

これからも、ずっとずっと。


もし目が良ければ、きっとお月様を一輪挿しだとは思わないんだろうけど

今ある現状を受け入れるしか、人は生きていけないもの。

愛してるよ。
きっといつかそっちに行くから。

あー。早く、空になりたい。

大好きなみんなを優しくも、辛くも、どんなときでも包み込む空に。


なりたい。