家に帰ると、携帯電話がなる。
昔、僕を捨てた恋人からだった
甘えにてくれるのは嬉しい、僕はまだ好きだから
でも、僕のことが一番好きな君じゃないことも知っている
好きだから、自分に甘えにきてくれるのは嬉しい。
でも、余計に本当に幸せになって欲しくって
一番君が好きな相手との幸せのあり方を考えてしまう
考えるだけで、伝えない
卑怯な僕
言葉にしなければ思いは伝わらない
そこが不便であり、同時に便利だと思う
本当に君には幸せになって欲しい
君が一緒に幸せになりたいと思う人と、幸せになって欲しい。
君がもし疲れた小鳥なら
僕はまた飛び立てるようになるまで肩を貸すよ。
カゴで閉じ込められるのは、辛いから
いつでも暖かい服を着て、君のために肩をあけておくよ。
そんな事を思っていたら、ケンカしちゃったって言っていた彼氏から電話がきたらしく
ごめんね、ごめんねと繰り返す君に
ん、いいよ。大丈夫だからこっち切って早くでな？
といいながら、普段はやらないような電話の切り方をした。
好きだから、寂しくて、悔しくて。
なんで僕じゃないんだろう。って、思いながら
僕じゃなくてよかった。って、どこかずるい
そんな僕です。
お久しぶりです。生きてます。
