最近、新しい英語の先生と「The Daily Drucker」の読み合わせをしています。
私が、日本語版を英語に訳しながら読み、言い回しや、文法のチェックをしてもらっています。
その後、原書を読んで知らない単語とかを質問し、最後に、本文の感想についてディスカッションします。
実際、この勉強スタイルは、他の英語の先生とも一年以上続けていますが、かなり楽しいです。
既に3年私の家庭教師をしてくれているスティーブとは、「59seconds」,(邦訳)「その科学が成功を決める」
を使い、一年近く、この勉強法を続けています。
自分だけで英語の勉強をすると、どうしても、より良い表現方法を考えたり、文法のミスを発見することが難しくなります。この勉強方法は、外国人の先生と長く付き合う上で、非常に有効です。
さて、久しぶりにドラッカーの本を読み返してみると、新たに気付くことが色々ありました。
インドにいる井上さんともディスカッションしたのですが、自分流で経営を続けると、どうしても基軸がずれてくることがあります。
ドラッカーの本は、2年に1回くらい読み返してみると、また、新たな発見が出来る気がしました。
「企業の目的は、企業の中には存在しない」・・・存続や利益追求を目的とせず、社会への価値提供(顧客の創造)を中心に考えること。
「ポジションではなく責任中心に考える」・・・責任範囲は、ポジションにより決められるのではなく、本来は、自身の主観により決め、結果として、ポジションが付いてくる。
このような考え方は、原理原則にも係わらず、見失ってしまうことですね。
今後、アジアを中心に活動の範囲を広げようと思うと、私の目の届かない所に多くのスタッフを置くことになります。
一人ひとりの駐在員が経営者として仕事を全うするには、原理原則の習得が何よりも大切になります。
これを共有し、ズレが生じれば、修復していくことが私の基本的な仕事に割る訳ですが、経営哲学の共有は、人間の生き方の問題であり、非常に難しいことです。
しかし、これが生きる意味であり、経営の本質と思っているので、死ぬまでやり抜くしかありません。
私が、死ぬ時、どんな人材をこの世の中に残すことが出来たのかが、私の「生きた意味」です。