久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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P・F ドラカー  365の金言

2010年11月09日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

最近、新しい英語の先生と「The Daily Drucker」の読み合わせをしています。

私が、日本語版を英語に訳しながら読み、言い回しや、文法のチェックをしてもらっています。

その後、原書を読んで知らない単語とかを質問し、最後に、本文の感想についてディスカッションします。

 

実際、この勉強スタイルは、他の英語の先生とも一年以上続けていますが、かなり楽しいです。

既に3年私の家庭教師をしてくれているスティーブとは、「59seconds」,(邦訳)「その科学が成功を決める」

を使い、一年近く、この勉強法を続けています。

 

自分だけで英語の勉強をすると、どうしても、より良い表現方法を考えたり、文法のミスを発見することが難しくなります。この勉強方法は、外国人の先生と長く付き合う上で、非常に有効です。

 

さて、久しぶりにドラッカーの本を読み返してみると、新たに気付くことが色々ありました。

インドにいる井上さんともディスカッションしたのですが、自分流で経営を続けると、どうしても基軸がずれてくることがあります。

ドラッカーの本は、2年に1回くらい読み返してみると、また、新たな発見が出来る気がしました。

 

「企業の目的は、企業の中には存在しない」・・・存続や利益追求を目的とせず、社会への価値提供(顧客の創造)を中心に考えること。

「ポジションではなく責任中心に考える」・・・責任範囲は、ポジションにより決められるのではなく、本来は、自身の主観により決め、結果として、ポジションが付いてくる。

このような考え方は、原理原則にも係わらず、見失ってしまうことですね。

 

今後、アジアを中心に活動の範囲を広げようと思うと、私の目の届かない所に多くのスタッフを置くことになります。

一人ひとりの駐在員が経営者として仕事を全うするには、原理原則の習得が何よりも大切になります。

 

これを共有し、ズレが生じれば、修復していくことが私の基本的な仕事に割る訳ですが、経営哲学の共有は、人間の生き方の問題であり、非常に難しいことです。

しかし、これが生きる意味であり、経営の本質と思っているので、死ぬまでやり抜くしかありません。


私が、死ぬ時、どんな人材をこの世の中に残すことが出来たのかが、私の「生きた意味」です。