6/25
少年少女合唱曲として、ひさしぶりに耳から離れない曲に出会った。
マーサーさん作曲の「春を待つ歌」である。
春の息吹を芝生の上で、また砂浜で感じる子供たち、春を心待ちにする子供たちの心が、表現されている。
春が近づくにつれ、聞こえてくる様々な自然の音に耳を傾け、あっ春がこんなに近くまで来ているんだと心躍らせる子供の心のきらめきが、とても素直に表現されている。
曲構成は、同声3部構成
39小節~48小節までが、強く心にアピールする。すべての生命が春を待つ希望を訴えている。「生きとし生ける物の 春を待つ営みの音」このフレーズが耳から離れない。
全体的にいうとただ、リズム取りがおもしろい反面、若干練習が必要である。
2番の21小節・22小節のレレドドドシーシシシシシの部分、少年少女合唱ではかなりつらい部分である。ここを明るくしかも、ハッキリと歌うには、練習が必要である。
ともあれ、TEXTを明るく・ハッキリ、しかも明るい発声で、歌うとこれほど心に残る曲は、少ないのではないかと思われる。
それにしても、マーサーさん ブラボーである。
マーサーは太田ですよ~。森本さんは作詞者の方ですよ。直しといてくださいね。
名前がまぎらわしくてごめんなさい。偶然同じなんです。
私のHPではマーサーと呼んで下さい。楽譜を見た人は本名が分かるというふうにしています。
こちらではまあ本名でもいいですよ。
森本さんの詩は、すべて子どもたちのために書かれ、学校通信に載せられていたものです。
森本さんは校長でしたが、退職間際に病気で亡くなりました。
この詩は私もとても気に入っているもので、読むと同時にメロディが湧き起こってきました。
私は、この詩が全体を通してダイナミックでありながらも、「砂紋のふちから砂粒のこぼれる音」というきわめて微細な部分まで描かれているところが好きです。
ではまた。
名前からすると、何の違和感がなかったので、うっかり間違えてしまいました。
やっぱり、マーサーさんにしておきましょう。
わたしも妙なところで、本名が出ると変な気持ちがしますから。
失礼しました。