くにたち PEACE WEB

東京・国立市の平和運動のネットワーク
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辻つじ反戦ながし

2009年08月23日 | 反戦・平和

第121回♪ 辻つじ反戦ながし

  日 時 2009年8月23日(日)14:00~15:30
  場 所 大学通り・一橋大学東キャンパス正門前
  連絡先 042-576-1726 hansennagashi@freeml.com

 曇っていて暑い日でした。ブルーシートを広げると雨が降ってくる不思議を2回繰り返して、リサイクルは断念。10人参加。チラシの受けとり悪し。選挙ビラにうんざりしているのか?
 次回は9月27日(日)。瓦版は表がKさん「国立市議会インターネット中継始まる」、裏がOさん「六ヶ所村の活断層」。パネル作製はTさん「活断層と原発」。ピンポン玉投票は「年金の現況届けは市内4ヶ所で無料回収しているのを知っていますか?」


【チラシの表面】
住基ネットと住民自治

 「住基ネットにつないでないなんて、国立ってバカだよね。」といっている人がいたそうです。「A. 他はみんなつないでいるのに」「B. 住民が不便なのに」「C. つながないと国にいじめられるのに」というところでしょうか。本当に国立はバカなのか考えてみたいと思います。
 A 確かに、福島県矢祭町と国立市以外はみんなつないでいます。でも、みんなと同じだから安心とはいえないのです。① まず、情報漏えいの危険にさらされています。情報を1箇所に集めることは危険です。住基ネットの準備をする段階で55万件もの情報が流出しています。一度出た個人情報は取り戻すことはできません。② 次に、お金がかかります。国は立ち上げに390億円、維持に年140億から190億円かかるといっています。各自治体も立ち上げに数百万から数千万、維持にも当然お金をかけています。みんな私達の税金です。巨大なIT事業です。③ その上、住基ネットは役立たず。引越し時やパスポート申請時の手続きが簡単になるといいますが、一生の間に何回あるでしょうか。住基カードを持てば住民票が他の自治体からも取れるといいますが、カードは有料、カードを取る手続きも必要です。だから未だにカード普及率2パーセント以下。
 B 住民が一番不便なのは年金の現況届けでしょう。でも、国立では市内4箇所で回収しています。切手もいりません。年1回葉書きを出すことで、市の財政を何百万も節約してあげていることになるのです。年金受給者の皆さん、ありがとうございます。
 C 住基ネットにつながないことで国立が国にいじめられたことはありません。住民基本台帳事務は自治事務なので国立が決められることです。国立が切断を続けるので、国は自治法を変えようとしています。法律まで変えても従わせたいのは何故でしょうか。① 国が直接国民一人一人を管理する国民国家を作るのに住基ネットのシステムが必要だからでしょう。もっと進んで、健康保険と介護保険と年金を入れた社会保障カードを作ろうともしています。② それに、住基ネットの管理をしている二つの財団法人が総務省OBの天下り先だからでしょう。③ 国のメンツが最大の理由でしょうか。お国に従わない自治体なんてとんでもないということでしょうか。自分達の街の財政や情報管理を考えて、国ににらまれながらも住民の安全を優先して切断を続け
るのはまさに地方自治の実践ではないでしょうか。
 「やっぱり国立はバカじゃない。」と言いたい。そして、他の自治体に「これからでも遅くない。住基ネットを切断しましょう。」と呼びかけたい。この秋、住基ネットの連続学習会をします。よく知らない人ほど、参加してください。(阿部ひろみ)

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