くにみ塾通信

Kunimi Juku's Bulletin

もっとも適当

2017-03-29 20:07:57 | 塾生へ
 小学5年生のKくんが、国語の問題を解きながら手をとめています。サボっている感じではなくて困っている感じ。「次のどれがもっとも適当ですか、って…?」そういえばそうでした。毎年この季節に浮上する「適当」についての問題。適当というのは、「適している、ふさわしい、ほどよくあてはまる」という意味で、ふだんの話しことばの「いい加減なこと」とは違うということを教えます。前学年の問題集では「よいものを選びなさい」とありましたし、別の問題集には「適切なもの」とありました。
 こういうことも含めて学習です。おもしろいけれど、難しいものです。

 卒業生Tくんのお宅には見事なミモザの木があります。通りかかりに枝を切っていただきましたので、塾玄関に飾りました。いっしょに挿しているクリスマスローズやユキヤナギ、ローズマリーもいただきました。いい香りがします。

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桃太郎

2017-03-28 19:07:48 | 塾生へ
 「歴史の授業は楽しい、桃太郎みたいやん」とKくんが言います。桃太郎みたいって何?とみんなの頭の中に?が飛びます。「次はどうなるんやろうと思って、わくわくするやんか」というわけだそうです。
 幼いころに読み聞かせてもらったり、語ってもらったりした桃太郎は、きっと一度っきりではなくて、覚えてしまってからもまた話してくれ、読んでくれとせがんで、繰り返し耳にしたお話です。架空のお話に親しむことは、空想を広げることにつながります。また、ことばを具体的な事物と結びつけることから、抽象的な概念を捉えることに発展します。
 学年があがって学習がすすむと、未知のことを文字情報からとらえなくてはならなくなりますが、既知のお話を、文字やことばで思う存分に楽しみ親しんでおくのは、子どもにとってとても大きな喜びであり安心でもあります。
 Aさんは、「私は計算するのが好き。できたらうれしいから」これはみんな共感。「ぼくは英語は好きにならんな」と言ったFくんは、Rさんに「英語は話せたほうがかっこいいで」と言われたようです。
 新学期、生徒は張り切っています。新しいテキストには丁寧な字で書きこみます。乱暴には扱いません。授業もよく聞きます。がんばるぞという思いが伝わります。キラキラした目と、目があいます。みんなかわいいなあと思います。
 そのうち、勉強面倒くさいとか、だるいとか、やる気がないとか、そんな日にも出会います。ずーっとやる気満々モードでなどいられませんから。だからこそ、新学期のいい時期を満喫しています。

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始動

2017-03-25 18:26:22 | 塾生へ
 小中学校の修了式もすんで春休みがはじまりました。今何年生?という時期。塾の春期講習は、新学年での授業です。
 今日は、新中3生の保護者の方にお集まりいただいて、高校入試についてのお話をさせていただきました。いよいよ受験生、保護者の皆さんはちょっと緊張気味です。
 で。
 志望校の選び方や受験の制度など、進学先決定までの流れをお話しました。高校へ行くのは生徒です。そのための勉強をするのは生徒です。しかし、それを支えてくださる保護者の方の心には、不安や、焦りや、心配がたくさんやってきます。でも、生徒以上に心をざわざわさせないでください。ざわざわしても、平気っぽくしてください。そんな気持ちを込めて説明させていただきました。
 子どもたちが主役で、親御さんも塾も裏方です。裏方同士の連係プレーも大事です。お忙しい中、お運びくださってありがとうございました。

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風船で実験

2017-03-22 21:51:04 | 塾生へ
16日の発表で、中学3年生たちのそれぞれの進学先が決定しました。生まれたての赤ちゃんと3歳の子どもの違いほど目に見えるわけではありませんが、中学校1年生からの3年間はその内面に大きな成長がみられます。すくすく育つというよりも、自分を見つめる目が育ちつつあるこの時期は、楽しいこともいっぱいながら、苦しんだりぶつかったりしながらの成長期です。その過程の一部を共有し、並走した3年間を思い出す日となりました。
そうした感傷に浸りたい気分も本物ですが、真っ盛りの子どもたちとも向き合います。
春期講習前の現学年での最終授業で、マサヨ先生が風船を使った実験をしていました。
水を入れて熱し、水蒸気でいっぱいになったフラスコにゴム風船をかぶせると、風船がぷうっと膨らみます。冷めてきて水蒸気が液体に戻ってくると、風船はフラスコの中に入り込んで、内側に膨らみます。熱する、冷めるを繰り返すと、風船の動きも繰り返し、ゴムが弱ってきてあるときに割れてしまいます。これがこわくて、教室のいちばん後ろから眺めていたのですが、生徒たちは、こわいと言ったり耳をふさいだりしているくせに前のめりです。
中学生の学習は、ふだんはテストに追われるように大急ぎですが、ときどきこんなふうにワクワク心を動かします。「心を動かす」という経験は、それ自体が練習となって、机上の学習をする場面でも、これはどうなるのだろう、こうやってみてはどうか、テレビでみたあのことと同じかなあ、などと思うことにつながると考えます。

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まっています

2017-03-16 10:12:12 | 塾生へ
公立高校の合格発表日です。ふだん教室を開けるのは午後からですが、今日は朝から出勤、嬉しい報告を待ち構えています。それにしても気がはやって出勤時間が早すぎて、塾前のバス停で、これから高校に向かうというSちゃんに会ってしまうほどです。「行ってらっしゃーい、連絡してねー」と見送りました。
ドキドキしながら待っています。
写真は、能装束の「丸尽くし」文様のなかにあるサクラ。咲いてー。

新中1の春期講習は3/22から、そのほかの学年は3/24からはじめます。

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さくらをみつけました

2017-03-13 19:52:16 | 塾生へ
日帰りの慌ただしさながら、東京に出かけてきました。今年に入ってから、自宅と職場の近辺でしか行動していませんでしたので、久しぶりに「おでかけ」した感じです。新幹線は、一人で乗る席は直前でもだいたい取れますので油断していたところ、けっこうな混雑でした。新幹線は、閉じ込められた感じが息苦しくて苦手、でも便利で乗るしかない、せめて身動きしやすい席をとろうと、閉所恐怖症ぎみのわたしは葛藤します。
中学生の学年末テスト、中学3年生の中期選抜も終わり、ほっとしたような、一方で年度末の様々な書類や、入試結果が気になって、ソワソワのままの日常を物理的に脱出して東京の能楽堂へ。と思った道すがら、さくら印のマンホールに出会いました。何度もとおったことのある道で、この日気づいたさくら。「サクラサク」を待っているのだなあと、日常に戻されました。明々後日、サクラサク合格発表です。

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ことばの感覚

2017-03-10 22:09:27 | 塾生へ
ことばについて、母語でも、学習して身に着けた言語でも、個人個人にしみついた感覚があるように思います。家庭での感覚や地域での感覚、世代での感覚のなかに、辞書的にはあらわれないような違いがあるように思っています。
わたしは岡山の西のほうで育ち、家族は東北で育ち、いま、京都で暮らしています。おたがいに「ネイティブ」のことばで暮らしているわけではなく、コミュニケーションもなんとなく標準語に近いことばでとりあいます。何の不自由もありませんが、ほんとうの深い部分で共有できていないものがあるかもしれません。

生徒が、「○○くんは賢い」というのを、最近では○○くんは成績がいいのだろうなと思うようになりましたが、以前は、○○くんは何かの場面でうまい工夫ができる子なのだととらえていました。「賢(かしこ)い」は、テストの点がいいこととか、ものの見方が鋭いこととかという、よい意味でもありますが、抜け目がないとか、巧妙だとかと、その能力を自分に有利に使えるというような、あまりよくないイメージもあります。送り仮名をかえると「賢(さか)しい」。プラスでもありマイナスでもあります。英語で言ったら、smartとかもそんな感じでしょうか?これはわたしにはあまりよくわからないけれど。
誤解なくことばを使うのは難しい、日本語なのになあと思います。

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辞書

2017-03-08 21:09:09 | 塾生へ
明るい日差しに誘われるように、元気いっぱいおいしい空気を吸い込みます(常)。または、外はよく晴れているのに、心は晴れ晴れとせず、深い息が吸い込めなくなります(非常)。
日々いろいろな出来事にであいます。図々しいことに、わたし自身は、嬉しいことやいいことに囲まれても、それをとりたててありがたいとか幸いだと感じるよりも、それを常のこと、当然のことと感じているのではないかと思っています。指先をちょっと傷つけたり、小さなさかむけができただけで、それは常ではなくて、気になって気になって仕方のない不都合に思われます。人との関係においても、うまくいくことは当たり前の状態で、引っ掛かりができると、とても過大にとらえてしまっているかもしれません。「あたりまえの日々感謝しなさい」と誰かに言われそうです。
心の端っこで自分でも気づいていることは、目に留まります。「ありがとうの心」と書いてあるカレンダーを見た覚えがあります。

辞書の好きなわたしは、思い立つと適当なページを開きます。写真の「ことわざ成句使い方辞典」は10年前に出されたもので、気に入って使っているものです。中学1年生の学年末テストに出された「塞翁が馬」のところを開いてみます。『人生の幸不幸は予測しがたいことのたとえ。「くよくよするな、塞翁が馬というように、悪いことばかり続くものではない」「そう喜んでばかりはいられない。人間万事塞翁が馬だ」禍福に一喜一憂するのは賢明ではないとしていう』とあります。
辞書のなかには、自分の心を奮い立たせたり、戒めたり、慰めたりすることばがならんでいます。その時その時の自分に必要なことばに出会えたりもします。ことばに救われることもあります。
辞書を読書する楽しみはなかなか共感してもらえないのですが、おすすめなのです。

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ひといき

2017-03-07 20:14:51 | 塾生へ
教室の前でクウが待機しています。ごろごろしたり、背伸びしてのぞいたり、中に入りたがったりすることもあります。ネコなので、多くの時間は事務室で寝ています。それでも時々、存在をアピールします。
どうしても忙しいときや、相手ができそうにない日には自宅待機なのですが、するとそんな日に限って、ちょっとさびしい気持ちになったコドモがクウを求めてやってきます。ネコなりに、大切な、いい仕事をしてくれます。
中期選抜の今日は、教室は小学生と高校生だけで、クウもひといきついています。
眠くなったら暖かい場所をみつけて目を閉じ、体を丸めていた後にはうーんと伸びをし、おいしいものを程よく食べ、甘えたくなると膝にのる。クウは自分の心も体も、自分自身でバランスをとっています。ヒトはきっともっと鈍感で、自分のちょっとした不調には無神経かもしれません。たいへんなことになってしまってから、薬を飲んだり寝込んだり、わめいたり泣いたり、自分を責めてたり人のせいにしたり。
ちょっとひといきついて、体を伸ばしたり、体を温めたり、甘いものを口に入れたり、ちょっと余分に眠ったり、優しいことばをさがしたり。そんなことしていられないという思いをちょっと押しのけて、深呼吸。
コドモのことに関して、やる気が続かないとお母さまがたがおっしゃいます。そうそう続くものではないので、新年とか新学期とか、テスト明けだとかといったいろいろな機会をみつけては、「さあ、頑張ろう」と何度も何度も鼓舞します。その逆に、ほっとするのもとてもだいじだと思うのです。きりのいい時に、ほっとする。心と体をほぐす。
今日はそんな日です。

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明日にそなえて

2017-03-06 21:12:37 | 塾生へ
あす、府立高校の中期選抜が行われます。くにみ塾の中学3年生たちは今日が最終授業です。2時半から最後の仕上げの勉強をして、早い時間に解散。と思ったところ、「せんせー、さいごですねー、いままでありがとうございました」と名残惜しそうにしてくれます。「ちがうよ、今日じゃないよ。16日(合格発表の日)にニコニコと報告に来て。」といいながら送り出しました。合格発表の日は明るい気持ちなので、お別れもからっとして、にこやかに手を振れます。こういうことに関しては、おいて行かれる側でいいなと割り切ります。
高校生になっても授業に来る生徒もいますが、くにみ塾の場合、小論文がおすすめ、などといいながらも受け入れられる人数がきわめて限られるため、裏メニューのようになってしまっています。今来ている高校生のうちの一人は、かなり早いうちからお母さまが、「高校受験おわってもまだまだきますから」とご予約くださっていましたし。そんなことなので、基本的には中学3年生で卒塾です。

写真は1月ごろ、中学3年生が授業後に残って質問をしているときのものです。「解りたい」と積極的に勉強している頃の姿です。中2のイライラ期、うつうつ期の、子どもたちの様子や保護者の方の心配も思い出します。それを抜け出して、頑張って、いよいよあす、力を発揮します。

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