くにみ塾通信

Kunimi Juku's Bulletin

春を呼ぶ

2015-01-31 17:40:08 | 日記

黄色いアイリスや赤いチューリップを活けた日、ちょうど今年初めてのウグイスに会ったので、思いついて「ウグイスカグラ(鶯神楽)」の枝を添えました。
葉も出ていない細い枯れ枝のようなところに、やっと少しばかりの花が咲いています。

受験生と勉強する毎日。来年の受験生や再来年の受験生と勉強する毎日ですが、いよいよ受験という日には、行動することのさまざまに願いを込めます。
たとえばいつもより少し丁寧に掃除をするとか、明るい色の花を生けるとか。
ちょうど一週間前、Mさんの東京での受験日。ふんわりしたネコヤナギにピンクや黄色の花をあわせて飾りました。
そういえば、今は大阪の病院で働いているKさんが、大学入試のための小論文を練習していたころ、「今日の花はこんな思い」とお話をすると
携帯電話で写真を撮ってお守りにしていました。
スマホが登場する前の時代のおはなし。

今日は飛び切り寒い一月最終日。立春も間近です。

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トップバッター

2015-01-30 20:44:22 | 塾生へ

水曜日の授業が終わり、教室の電気を消して戸締りをして、ふと空を見上げると、半月の次の夜らしいふっくらし始めた白い月。星もさやかな瞬き。
凛とした美しい冬の夜空。
同じような夜空に出会うことも多いはずなのに、体の調子や心の都合で、見えることや見えないことがあります。
きれいなものに出会えたこの日は、きっといい日。

翌朝木曜日。
まだ1月の冷たい空気の中で、2羽のウグイスが梅の枝で遊んでいるのを見ました。
まだなく練習さえしている様子もありませんが、春を呼ぶ嬉しい姿です。

「合格しました。」
その日は、中学3年生のトップを切って受験に臨んだМさんの合格発表日。みごと難関突破。
おめでとう、おめでとう。
同級生は、一足早く決まったことをうらやましく思っていますが、一方で、誰よりも早い時間から遅い時間まで教室で勉強していた彼女の姿を見ていましたので、納得。
受験に出かける前日、応援メッセージを書いていた女の子たちも、心からの祝福。
Мさんは、4月からは北海道の高校で、将来の目標に向けての一歩を踏み出します。

東京での受験のお土産にくださった「東京ばな奈」は、子猫印の「ガオー」バージョン。
子猫の時からМさんにかわいがってもらっていたクウ塾長もクリームをおいしそうになめました。

中学生の98%は高校へ行くのだから、進学するのは当たり前のようなものですが、はじめて自分の進路を自分で選んで、自分で切り開いて前進する機会。
その場に立ち会えるのは、とてもうれしいことです。

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いい子になあれ

2015-01-27 20:43:46 | 塾生へ

くにみ塾に入ると成績が急上昇しますとか、くにみ塾には頑張る生徒ばかりですとか。あぁ、言ってみたいものです。
たしかに、それまでどのように勉強していいかわからなかった生徒が、入塾して間もなく成績がぐんぐん伸び始めるのはあります。
また、このままではいけないから入塾したというような生徒は、頑張る準備をしてからの入塾なので、入塾したとたんにいい子になったように見えることもあります。
そんないい例はたくさんありますし、それをお話しすると、なんだか塾としては鼻高々な気にもなるのですが、実際には、そうばかりではない。

塾にいる間は、それは勉強するしかなしので頑張れる。
でも家に帰ってからの勉強は、ついついサボってしまう。
ゲームをしてしまう。テレビを見てしまう。本に夢中になってしまう。スマホが手放せない…。
そんな気持ちと戦う中学生たちがたくさんいます。そんな気持ちとは戦ってほしいけれど、あっさりと負けてしまう中学生もいます。

私たちオトナは、叱ったり、褒めたり、励ましたり。手を変え品を変え鼓舞します。

最近ちょっとアカンなぁという様子の中学生に声をかけました。
「うん、スマホ、買った。」
やっぱり。
新しいものには夢中になるよなあ。使い方のルールを決めてから買ってもらったのかなぁ…。
「することだけはサボったらいけないよ。」第一弾はこんなので通じるかなあ。
2,3日、一週間という単位でみると、ダメダメな状況ですが、もう少し長く見ればこれも仕方がないか。
そのあとにちゃんと帳尻を合わせられれば、それでもいいかな。
心の中ではそうも思いながら、いやいや、塾がそんなことをいったらいけない。勉強第一。
それにしても、「スマホデビュー」は強敵です。

勉強することとしっかり向かい合えるようになった今の時期の中3生たちにはない心配。今日の中3の教室もみんなとても「いい子」。
「くにみ塾に来たら、こんなに一生懸命勉強する子になりますよ。積極的に質問する子になりますよ。楽しそうに勉強するようになりますよ。」
いくらでも声を大にして言えそうです。

中学生の間の1年、2年は、じつに大きなさがあります。

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一段ずつ

2015-01-20 20:26:36 | 塾生へ

小学6年生の女の子たちが、中学3年生が授業をしている教室の後ろからじっと覗き込んで、ささやき合っています。
「めっちゃ、難しいな」「ホワイトボード、何書いてあるんか、全然わからんな」…
一緒にのぞいてみると、キヨシ先生が英語の授業中。入試問題を解説しています。ホワイトボードには英文がずらり。確かに難しい勉強。
「みんなも3年たったら、これがわかるようになるのよ」
「本当にー?」「中学の勉強が始まるの、不安ー、難しそう」
そんな気持ちになる。でも大丈夫、一気に高い壁を超えるのではなくて、ちゃんと階段をつかって上っていくのだから。一段ずつ。

不安な気持ちを言葉にしてくれたり、頑張りたい気持ちを話してくれたり。やる気になれなくて困っているとつぶやいてみたり。
言葉にしてくれる生徒はたくさんいます。
でも、その言葉は、心の中にあるもののほんの一部。言葉にできる部分が出てきているだけで、意識していない心の中もたくさん。
表情に出たり、態度に出たり、お年頃だとニキビになって現れたりします。

人が、守られた中で、とっても順調に、それなりに楽をしながら育っていくのも、おおらかで優しくて丸くて、それもよさそう。
人が、守られながらも、ぶつかって転んで、痛い思いをしながら苦闘して、それでも応援されながら育っていくのも、強くて優しくて、それもいい。
育っていくスピードはいろいろ。見守る側は不安になることもあります。歯痒く思うこともあります。
ただ、どんなふうであれ、育っていくのは一歩ずつ、一段ずつだと思うのです。

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合格1号

2015-01-19 20:54:51 | 塾生へ

今年の合格第1号は、小6のHさん。見事第一志望の学校に合格しました。おめでとう。幸先の良いスタートです。
受験前日の緊張感いっぱいの硬い表情と、心からのにっこりの今日の表情の、大きく違うこと。
目が口ほどに物をいうといいますが、目もそうだし、表情全体もそうだし、お肌の調子も。

中学3年生の教室も、私学の出願が始まり、勉強だけでなく、「どきどき」も始まりました。
思いもかけない生徒が、おどおどした目をして見せます。挙動不審?不思議な発言をしたり。15歳。
誰もが通る道とはいえ、当人にとっては初めてのこと。ワクワクではないドキドキ。苦しい。怖い。いつもの自分の心とは違う心。
ふだんなら授業が終わったらすぐに帰る生徒まで、何だか落ち着かず、おしゃべりしに来ます。
教室で、あんなこと、こんなこと、話したり聞いたり。
勉強しているわけではないけれど、大切な時間。階段に踊り場があるのは、こういうことかなと思います。

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決定力

2015-01-14 20:45:24 | 塾生へ

昔むかし、幼稚園児だったとき。小学校への入学を前に、学校見学だか体験入学だかのイベントがありました。
1年生の教室でどんなことを体験したのかは覚えていませんが、教室の前に「やりぬく力」という張り紙をみつけて、帰宅してからそのことを家族に報告しました。
「きょうしつに、やりぬくかってかいてあった。」兄が笑いながら、「あれは、やりぬくか、ではなくて、やりぬくちからだ」と教えてくれました。
漢字を初めて意識した日です。

圧力、重力、引力、努力、迫力…。表現力、想像力、説得力…。鈍感力とか女子力とか、いろいろな力がありますが、「決定力」について。
スポーツの試合などで、実力は互角に見えるのに、その勝敗について「決定力の違いでした」などと言われます。
強いチームとか、強い選手にはたしかに、決定力があります。更にいうなら、決定する前の動きからしてその力は漂っています。
そこには、経験や自信が関係していそうです。
自分自身が、実戦でもまれながら決定にかかわった経験が蓄積されて、その力はさらに高まっていきます。身に着けるには時間のかかる力でもあります。

そんな決定力がほしい。得点力はほしい。頑張っている受験生たちに、さらなる力を。
どんなに授業を受けても、学校の定期テストを受けても、外部会場の模擬テストを受けても、過去問をやっても、それは実戦ではない。
ただ、一緒に入試に臨むのは、同じ15歳たち。経験も、まあ同じ。だから、油断はいけないけれど恐れすぎることはない。
それなのに、心はざわざわ。緊張していなさそうでも、やはりテンション高く頑張りすぎて、ちょっと疲れが出たりもします。そこがかわいい。
緊張と緩和。いつに照準を合わせるか。微調整の必要なころになってきました。

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育つ

2015-01-09 18:19:45 | 塾生へ



くにみ塾にやってきた日、500グラムもなかったクロネコは、6年半たった今ではどっしり6キロ。
ネコの子ども時代というのはあっという間に過ぎるもので、貫録のクウ塾長に成長しました。

先日の模擬テストの最中、どうしても集中できない小学生がいました。
Kくん。目で叱って集中を促すものの、どうも様子がおかしい。
よく見てみると、口の奥にぶら下がった歯がありました。ぐらぐらどころではなくて、今にも取れそうな、でもそれなりにしっかりくっついている状態。
これでは集中できないよなあと思いながら、それでもがんばりなさいと励ましているうちに、「はっくしょん」とくしゃみをしたのと同時に乳歯も取れました。

塾ですから、子どもに勉強を教えること、成績を伸ばすこと、点数を取らせることが大事な仕事ですが、
あらためて、その相手が、成長している真っ只中の子どもたちなのだということを感じた出来事でした。
乳歯が抜ける、背が伸びる、視線が外に向いてくる、反抗期を迎える、新しい友達ができる、友達ともめる、好きな人ができる・・・
勉強どころではないときって、本当は、ある。
受験の直前だけとか、定期テストの直前だけとか、そういった限られた時期にだけかかわっているのではなく、ずっと長い期間かかわっているオトナは、
それが勉強を仲立ちにしたかかわりであっても、ちゃんと「長い目」と忘れてはいけないなと、そんなことを思いました。

そうはいっても、お尻をたたきながらも今日も勉強。
1月の予定表を見ながら中3が、「なんか最近塾に来る日多くない?」とつぶやいていましたが、「そうでもないんじゃないの」というと、「はあ」と。
まあ従順なこと。

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3学期

2015-01-07 21:02:23 | 塾生へ

冬晴れです。冬休みの講習最終日の今日は、中学生の模擬テスト。真剣に取り組んでいます。
中3の生徒は、テストとテストの合間に参考書を取り出して直前チェックをしています。中1と中2は、テストとテストの合間は休憩時間。
このあたりが学年による違いで、1年生の教室と2年生の教室では、おしゃべりの内容も差があって。
一年ずつちゃんと階段があるのだなと思うとおもしろい。
「そのうちやろう」と思う癖がついていた子どもたちが、ちゃんと「今やるぞ」と思えるようになってきます。
春がやってくるのを待っている場合ではなく、全力で春を迎えに行く受験生たちも、下の学年の生徒も、みんな明日から3学期です。
冬の凛とした空気のように、澄んだ気持ちで清々しいスタートになりますように。

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すすぐ

2015-01-03 18:28:45 | 日記

あけましておめでとうございます。

今年は雪の降る元旦でした。出かける予定もなく、雪が降るのを、嬉しく眺めていました。

万葉集の最後の歌に、大伴家持の「新たしき 年の始めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事(よごと)」というのがあります。
まさにそれだなあ、などと思いながら、いいことがたくさん重なりますようにと願いました。

風も弱まってまっすぐに雪が落ち始め、辺りも真っ白に。雪の字の「すすぐ」という意味を思います。
汚れをさって、清める。元旦に降る雪にピッタリです。

そんなことを思うほどのんびりしたお正月でしが、今日から授業をはじめました。
お正月にもペースを落とさずがんばっていたことが伝わってくる生徒も、ゆっくりしてしまった生徒も。
それでも、授業をしているうちに、すぐにいい状態に戻れるところがさすが中3。


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