くにみ塾通信

Kunimi Juku's Bulletin

話す

2018-08-10 21:42:48 | 塾生へ
 18歳まで暮らした実家では、何か到来物があると、「おじいさんにチーン(レンジではなくて仏壇の鐘)しておいで」とか、「おじいさんに食べてもらってから」と言われるのが常で、いただいたものでも、初物でも、通知表でも、とにかくいろいろなものが、いったん仏壇を経由しました。
 わたし以外の家族は生前の祖父を思いながら手を合わせていたのでしょうが、祖父が亡くなってから生まれた私にとっては、仏壇の前に座って手を合わせる先は、仏様ともご先祖様とも祖父とも、あまり区別のないあやふやなものでした。
 祖母が亡くなり、はじめて知っている人が手を合わせる対象になりました。帰省すると、線香をあげながら仏様に手を合わせ、次に「おばあさん、帰りました」と話しかけます。今はこちらの世界で話はできないけれど、たしかに話ができます。
 先年父が亡くなり、やはり仏壇の前に座って話すことばがふえました。
 まだ中途半端ながら年を重ねると、この世では会えなくなる相手も増えてきます。お盆は、そんな人たちと話をする時間を浮き上がらせてくれます。

 くにみ塾は明日から一週間お盆休みです。授業のあとKさんが、「明日は早起きだ」と言いました。お盆の帰省のようです。自分に繋がる人たちと話せる良い時間でありますように。

 くにみ塾 電話0774-71-3774
ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
« ちょっと焦る | トップ | 後半 »