歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

教育たんぼの米

2007-05-19 22:14:12 | 日常
買い物で訪れた近所のスーパーで意外なものを見つけました。秋田県立大曲農業高等学校の生徒さんたちが作った、あきたこまち「教育たんぼの米」です。袋には「これからの農業を担う、若い力が育みました」と書いてあります。農業高校や水産高校では、生徒たちが収穫した農産物や水産物が販売されるという話は聞いたことがあるのですが、まさか首都圏のスーパーで販売されているとは知りませんでした。
大曲農業高等学校のウェブサイトを拝見すると、「校長室だより 平成19年5月1日」にて「教育たんぼの米」を買った女性からの手紙が紹介されています。以下、校長先生のコメントを引用します。

「大農の水田で収穫された米は大農の校名シールを付けた教育たんぼの米という袋に詰められて、主として首都圏で販売されています。その米を購入してくださった方々が学校にご意見ご感想をお送りくださります。生徒にとっても職員にとっても、何よりも嬉しいことです。これからの農業が「顔の見える農業」に向かうことは確かなことと思われます。」

職業系高校の生徒と先生方のやる気を引き出す、とても素晴らしい取り組みだと思います。本職であるプロの生産者の経営に影響しない程度で、他の高校も取り組んでみてはどうでしょうか。

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2 コメント

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職業系高校 (職業訓練指導員)
2007-05-19 23:52:39
私は、旧工業高校卒業ですが、普通科高校も大切ですが、職業系高校も大切ですよね。
名称は、大学の付属高校でしたが、付属大学に進学する人は、若干名でした。
校風は、自由で、なんと言いいますか、いわゆる一時期通学した東京高専(狭間!)みないな学校でした。
現在は、科学技術高校なんて中途半端(すみません1)になっていますが、・・・
時代の流れでしょうか、工業高校も一応大学に進学する生徒を考えるようになり中途半端になっています。
しかし、私の体験では、工業高校勉強は、無駄になっていません。
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コメントありがとうございます (kunihiko_ouchi)
2007-05-21 00:09:30
職業訓練指導員さん、コメントありがとうございます。
職業系の高校はこれからもぜひがんばってほしいですね。妙に大学進学を意識して普通高校と同じような学校になってしまうと、存在意義も薄れていくように思います。
この大曲農業高校の取り組みのように、自分たちが実習で学び苦労した結果が、実際に消費者に購入され、その評価が暖かい励ましと共に返ってくる、という仕組みは実に良いと思います。高校生にとっては励みになるだけでなく、実地にマーケティングというものも学ぶことができるわけですから。
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