歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

「日立 uVALUEコンベンション2010」に行ってきました

2010-07-24 07:52:27 | Weblog
 昨日、東京国際フォーラムで開催された日立 uVALUEコンベンション2010に行ってきました。大変な盛況でした。



 会場に入ってまず目を引いたのが、「記念展示:日立グループ100年の歩み」の展示品の数々です。日立が初めて作ったモーターや家電製品などが展示されていましたが、できれば電気機関車とか発電用のタービンとか、でっかいものも実物の展示が欲しかったです。



 展示ホールでは「社会イノベーションで加速する都市のスマート化」と題して、様々な社会の課題を解決するITソリューションが紹介されていました。完全にIT企業の展示で「ものづくり企業」としての日立はどこに行っちゃったの?という感じ。スマートグリッド関連の展示には大勢の人が集まっていたのが印象的です。私は「注視方向検知技術のマーケティングへの活用」という技術は面白いと思いました(こちら)。ちょっとデモに参加させてもらいましたが「もしかして視線を検知する技術なの?」と思ってしまうような出来です。



 一通り展示を見た後、「100年後の「夢」を実現する技術、今後100年の展望」と題したパネルディスカッションを聴講してきました。モデレータは多摩大学教授の紺野登氏、パネリストはMIT Media Lab副所長の石井裕氏、総合研究大学院大学教授の長谷川眞理子氏、青山学院大学教授の福岡伸一氏、東京大学教授の堀井秀之氏、株式会社日立製作所基礎研究所主管研究長の矢野和男氏の5名。中でもMIT Media Labの石井氏と青山学院大学の福岡氏のプレゼンは印象的でした。シンプルですが強いメッセージが込められたテキストと画像を使ったスライドを用いて情熱的に喋る石井氏と、ほのぼのとした雰囲気の中さりげなくユーモアを交えてゆっくり喋る福岡氏、プレゼンのスタイルは対照的ですがどちらも非常にわかりやすく、勉強になりました。

 たまにはこういうイベントに参加するのもよいものですね。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (デハボ1000)
2010-08-03 01:40:32
>電気機関車とか発電用のタービン
重電色をだしたくないのかもしれませんな。今後100年となると家電、モーターというのは過去の産物にしてしまう企業方針もあるからこそ展示してるかも。
なお、発電用のタービンは日立駅のバス乗り場に現物が展示され、説明版もありますから、あえてださなかったか?。
さて、ちょうどこういうものを発表しています。100年にかこつけたのかもね。
http://www.hitachi-ies.co.jp/release/2010/0524.htm
返信する
コメントありがとうございます (kunihiko_ouchi)
2010-08-04 00:30:32
こんばんは。いつもコメントありがとうございます。
>重電色をだしたくないのかもしれませんな。
技術の日立がそれでは残念ですね。原子力発電、新幹線と、日本の重電の技術が世界で求められていると思うのですが・・・
返信する