歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

コーラ白書

2007-10-13 00:11:21 | IT,インターネット
 海外で冷たいソフトドリンクを買う際は、ただの水かコーラを選ぶことが多いです。理由は、どちらも味は確実に日本と同じであり、安心して買えるからです。もちろん、せっかく外国に来たのだからいつも日本と同じ味ではつまらない、と思ってその国ならではのソフトドリンクも試してみることもあります。しかし、とんでもないハズレを引き当ててしまう可能性もあるため(たとえばタイのこれ)、喉が渇いていて今すぐ何か冷たいものを飲みたいシチュエーションでは、私はまず水かコーラです。
 味が確実に日本と同じ、とはいってもそれは私が味覚に鈍感であるからであって、「美味しんぼ」の山岡士郎のように敏感な人は水の違いを言い当てられるでしょう。また、コカコーラとペプシコーラの違いがわからない私にはさっぱりわかりませんが、実は同じコカコーラやペプシコーラも国によって味が微妙に異なるのだそうです。コカコーラもペプシコーラも、アメリカ本社が生産した原液(成分は極秘なんだとか)が各国のボトラーに供給され、ボトラーはレシピに従って糖分や炭酸水を混ぜるだけ、と思っていたのですが、これらの配合は割とボトラーの裁量に任されているのでしょうか。

 さて、世の中にはそんなコーラの魅力にとりつかれ、その缶のデザインの違い、味の違いを探求し、データベースまで構築してしまった人たちがいます。コカコーラとペプシコーラだけでなく、マイナーなブランドのコーラに至るまで、様々な国々の缶コーラを収集、味を分析した膨大な研究成果をまとめたサイト「コーラ白書」を見たのですが、これは偉業といってよいと思います。
 ただし、この偉業を成し遂げるために、彼らは体重を大幅に増やしてしまったそうです。それは決してコーラだけのためではなく、ついついポテトチップスなども一緒に食べてしまったから、と彼らは説明していますが、コーラに含まれる糖分の摂取と肥満の相関は決して無視できないでしょう。健康を度外視してまで探求しようとした彼らを、ちょっとあほだなあ、と感じたりもしましたが、自ら手に取り実際に飲んでみるという現場主義に基づく調査を徹底した彼らは立派だと思いました。
 ちなみに「コーラ白書」は書籍としても出版されていますが、データベースはウェブサイトで閲覧できるので、まずはこちらをご覧になることをお勧めします。

最新の画像もっと見る