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最近ちょっとお疲れ気味

越前和紙の産地を舞台にした映画「ヘソモリ」

2010-03-07 10:24:48 | Weblog
さきほどネットを検索していて初めて知ったのですが、越前和紙の産地を舞台にした映画が制作されているそうです。

映画「ヘソモリ」の県内撮影開始 主演・永島さんら熱演(福井新聞)(2009年12月14日午後5時46分)

(以下引用)
福井県を舞台に製作される映画「HESOMORI―ヘソモリ―」の撮影が14日、越前市で始まった。緊張感のある撮影現場で、主演の永島敏行さんらがオープニングシーンを熱演した。

 福井市の会社社長伊藤仁一郎さん(43)らが企画し、伊藤さんの義兄で多くのテレビCMを手掛けた入谷朋視さん(48)が監督を務める。越前和紙の産地に残る「へそ」と呼ばれるタイムトンネルをめぐるストーリーで、友情や愛を描く。永島さんや若林豪さん、佐野史郎さんら一流俳優が出演する。

 初日の撮影は午前8時から、越前市大滝町の和紙職人岩野平三郎さんの製紙所で、永島さん演じる主人公さとしが越前和紙の歴史を観光客に説明する場面から始まった。

 さとしの娘役を演じる谷村美月さんと永島さんは、動きやせりふを入念に確認。入谷さんが真剣な表情でモニターを見つめる中、「本番行きます」のスタッフの声が現場に響くと、永島さんらは表情を引き締めて熱演していた。
(引用終わり)


公式サイトを見ると有名俳優が多く出演するようで(永島敏行 佐野史郎 若林豪 谷村美月 渡辺いっけい 村田雄浩 石丸謙二郎 中村育二 烏丸せつこ 他.)地方発の映画にしては相当に力が入っています。他のニュースによると福井県知事、越前市長も撮影現場に赴くなど、行政も応援していますね。
しかし、越前市の福井県和紙工業協同組合を私はつい最近訪れたばかりなのですが(こちら)、お会いした組合の方からはこの映画の話題は一切出ませんでしたし、福井出張中、地元発の映画が作られているなんて全く気がつきませんでした。福井県の県民性が奥ゆかしいからなのかもしれませんが、情報発信が下手というのはとりわけコンテンツ産業にとっては致命的な欠点ではないかと。私は伝統的な地場産業には関心がありますし、地方におけるコンテンツ制作も応援したいので、これからの「ヘソモリ」関係者及び福井県の方々のプロモーション活動に期待したいと思います。

ヘソモリ公式サイト
http://hesomori.com/