歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

ロボット学者を刺激したアニメ「マクロス」の「バルキリー」

2008-12-12 00:58:26 | Weblog
 以前、このブログでアニメ「ガンダム」が工学の分野の研究者たちに大きな影響を与えていることに触れましたが(こちら)、彼らに影響を与えているのはガンダムだけではありませんでした。「マクロス」に登場する変形ロボット「バルキリー」に憧れた大学の先生が、「バルキリー」のように3段階に変化するロボットを開発したのだそうです。

(以下引用)
 漫画の人間型ロボットにアニメの変形ロボット。夢でしかなかった技術がいま、続々と現実のものになり始めた。漫画やアニメを見て育った科学者が開発したリアルなロボットを目の当たりにし、今度はアニメを制作するクリエーターが刺激を受けている。

11月29日に東京都港区の先端技術館@TEPIAで開かれたイベント「SFアニメが現実に!? 激論ロボットトーク」。自作ロボット「HallucII(ハルクツー)」を引っさげ登壇した千葉工業大学未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長は「バルキリーは神」と述べ、会場をわかせた。

 「バルキリー」とは、テレビアニメ「超時空要塞(ようさい)マクロス」に登場する変形ロボットのこと。ジェット戦闘機にそっくりな「ファイター」が、手足が生えた戦闘機のような形の「ガウォーク」を経て、人間型の「バトロイド」へと3段変形する。

 一方、「ハルクツー」は、本体から左右に4本ずつ足が伸びた昆虫のようなロボット。平地では足先のタイヤを転がし進むが、デコボコとした場所ではタイヤをたたんではいずったり、足を立てて歩いたりと3つの形態に変化する。「マクロス」を見て育ち、「バルキリー」にあこがれた古田所長が、夢の3段変形を、ロボットに必要な移動手段多様化の実現に取り入れて完成させた。
(引用終わり)

出所:Fuji Sankei Business Eye, 2008/12/8
http://www.business-i.jp/news/culture-page/news/200812080030a.nwc

 「バルキリー」のことをよく知らなかった私は、てっきり「マクロス」は美少女キャラと彼女たちの楽曲が人気の目玉になっていると考えていたのですが、これは認識を改めなければなりませんね。