歩きながら考える

最近ちょっとお疲れ気味

官庁の広報マンガのお仕事

2008-10-11 22:45:10 | Weblog
 某官庁から、ものづくりに対する某支援制度の普及促進を図るための広報資料を作る、というお仕事を頂戴しました。広報資料というのは、官庁で流行しているマンガ入りの30ページほどのパンフレットです。
 マンガの原作を書くという仕事は初めてなので、参考にしようと既存の官庁マンガをいろいろと読んでみたのですが(たとえばこちら)、どうもいまいちなものが目立ちます。政策のPRが目的なので仕方ないとは思うのですが、どうしても説明が中心になるためフキダシの中の文字が多くて読みづらく、マンガとしての面白みが大きく減じられているように思います。絵も正直言ってイマイチです。
 また、官庁の広報マンガには調査報告書のように左開きであるものが多いのですが、これはマンガとして致命的な欠陥であると思います。普通、日本のマンガは右開きでコマは右から左に読んでいくものです。左開きの官庁マンガは、アメリカのコミックと同じでコマを左から右に読んでいくのですが、なんともこれは読みにくいのです(上のリンク先のマンガを読んでみてください)。
 このため私は普通のマンガのように右開きの体裁にするよう、お客さんの某官庁に提案しました。これは認めてもらえそうです。内容は説明中心になってしまいマンガとしての面白みはあまり追求できないかもしれませんが、できる限りストーリーにこだわってみたいと考えています。