タイの鋳物メーカー

　タイ東北部、ナコンラチャシマの日系鋳物メーカーです。主に二輪向けのFC、FCDを生産しています。
　タイには金属工学を教える大学がいくつあるのか聞いてみたところ、バンコクのタマサート大学、ナコンラチャシマのスラナリ大学の2校しかないそうです。日本も似たような状況なのですが。。。こちらの大卒者はそれなりに知識もあり優秀なのですが、日本と異なり現場に赴くことを嫌がる者が多いのです。これは途上国のエリート全般に言える傾向でしょう。
　面白いな、と思ったのは、南国の気候は鋳物づくりに向いている、という話です。タイは日本と違って四季がなく年中暑い国ですが、気温の変化が少ない分、鋳物の品質を安定させやすいのだそうです。ただし、人材育成は難しく、タイ人に鋳物づくりを教え込むのは大変とのことでした。

工場で働くアジアの女性（その４）

　インドネシアはイスラム大国とはいえ、通常はおおらかな南国そのもので、中東諸国のような窮屈さは感じません。ベールを被った女性は多く見かけますが、日本の若い女性とさほど変わらない格好をした女性もたくさんいます。むしろその方が多数派かもしれません。
　写真はジャカルタ近郊の日系プラスチック成形メーカーでの１コマです。一瞬「おっ」と思ってしまった南国美女です。日本のものづくりの現場は残念ながら高齢化が進んでしまいましたが、アジアのそれは圧倒的に若いです。たくさんの若い女性の姿を眺めることができるのも、アジアの工場見学の魅力の１つかも、と思ってしまう私は完全にオヤジですね。