埼玉には山もあるし、平野も広がっている。
副都心がある一方で、
のどかな田園風景に彩られる。
北埼玉には利根川が流れ、
金錯銘の鉄剣が出土した古墳もある。
また、アニメの聖地と言われる神社もある。
ぼくの生まれ育った“羽生”はのどかだ。
田んぼと畑が多いし、利根川も流れている。
かつて江戸湾に流れていた旧利根川(会の川)と、
その分岐点跡もある。
それに、羽生で作られた“米”は美味い。
羽生の農家が作った「彩のかがやき」が、
日本一おいしいお米のコンクールで、特別優秀賞や金賞を受賞している。
画家の寺井力三郎さんは、ある日こう言った。
「羽生で一番いいのは利根川が流れていることだ」
同感である。
利根川は気持ちがいい。
季節おりおりの顔を持っているし、
ときにはアフォリズムを与えてくれる。
利根川は、ときどき友だちより優しい。
ところで、羽生にはいろいろ地域素材があるのだが、
「何もない」と思われがちだ。
管見によれば、新しく越してきた人より、
古くからそこに住んでいる人にそう思われる傾向がある。
ネガティブな言葉だが、発想を転換しよう。
「何もない」。
これは立派な“個性”である。
何もないからいいのだ。
実際には有るのだから、ちょっと立ち止まれば“発見”があるし、
“創造”もしやすい。
ぼくは最近感じるのだが、
羽生のいいところは、
いら(とても)のどかなところだと思う。
時間がゆっくり流れている。
風のない晴れた日に散歩をすれば、
ポヘーっと縁側のネコみたいな気分になれる。
祖母と一緒に散歩をしていた幼い頃、
のほほんと時間が流れていた。
大きな災害はないし、震撼するような事件もない。
いまでも自転車でブラブラ走りたくなるのは、
そうした幼い頃の記憶が染みついているからだろう。
いま、ポヘーっと歩くおすすめスポットを紹介しておこう。
それは会の川沿いだ。
砂山にある福祉施設「共愛会」から川沿いを歩くと、
いま一面の菜の花が見られる。
人通りも車通りもほとんどない。
菜の花の会話が聞こえてきそうなほど静かである。
ここをのんびり歩くのは気持ちがいい。
ときおり風に乗って春の匂いがする。
嫌なことを忘れてポヘーっと歩きたい。
ちなみに、会の川からイオンは近い。
散歩をしたあとは、イオンに買い物に行ける。
人も商品も多い。
会の川沿いとそのギャップに驚くかもしれない。
川沿いの菜の花畑は、
春になると必ず足を運びたくなる。
羽生ののんびりした時間を過ごしてほしい。
「共愛会」から川沿いを下流に歩くと、やがて溜井橋に辿り着く。
ここには“金兵衛堀”と呼ばれる史跡があり、
橋のたもとには“河野省三”撰書の会の川改修記念碑が建っている。
副都心がある一方で、
のどかな田園風景に彩られる。
北埼玉には利根川が流れ、
金錯銘の鉄剣が出土した古墳もある。
また、アニメの聖地と言われる神社もある。
ぼくの生まれ育った“羽生”はのどかだ。
田んぼと畑が多いし、利根川も流れている。
かつて江戸湾に流れていた旧利根川(会の川)と、
その分岐点跡もある。
それに、羽生で作られた“米”は美味い。
羽生の農家が作った「彩のかがやき」が、
日本一おいしいお米のコンクールで、特別優秀賞や金賞を受賞している。
画家の寺井力三郎さんは、ある日こう言った。
「羽生で一番いいのは利根川が流れていることだ」
同感である。
利根川は気持ちがいい。
季節おりおりの顔を持っているし、
ときにはアフォリズムを与えてくれる。
利根川は、ときどき友だちより優しい。
ところで、羽生にはいろいろ地域素材があるのだが、
「何もない」と思われがちだ。
管見によれば、新しく越してきた人より、
古くからそこに住んでいる人にそう思われる傾向がある。
ネガティブな言葉だが、発想を転換しよう。
「何もない」。
これは立派な“個性”である。
何もないからいいのだ。
実際には有るのだから、ちょっと立ち止まれば“発見”があるし、
“創造”もしやすい。
ぼくは最近感じるのだが、
羽生のいいところは、
いら(とても)のどかなところだと思う。
時間がゆっくり流れている。
風のない晴れた日に散歩をすれば、
ポヘーっと縁側のネコみたいな気分になれる。
祖母と一緒に散歩をしていた幼い頃、
のほほんと時間が流れていた。
大きな災害はないし、震撼するような事件もない。
いまでも自転車でブラブラ走りたくなるのは、
そうした幼い頃の記憶が染みついているからだろう。
いま、ポヘーっと歩くおすすめスポットを紹介しておこう。
それは会の川沿いだ。
砂山にある福祉施設「共愛会」から川沿いを歩くと、
いま一面の菜の花が見られる。
人通りも車通りもほとんどない。
菜の花の会話が聞こえてきそうなほど静かである。
ここをのんびり歩くのは気持ちがいい。
ときおり風に乗って春の匂いがする。
嫌なことを忘れてポヘーっと歩きたい。
ちなみに、会の川からイオンは近い。
散歩をしたあとは、イオンに買い物に行ける。
人も商品も多い。
会の川沿いとそのギャップに驚くかもしれない。
川沿いの菜の花畑は、
春になると必ず足を運びたくなる。
羽生ののんびりした時間を過ごしてほしい。
「共愛会」から川沿いを下流に歩くと、やがて溜井橋に辿り着く。
ここには“金兵衛堀”と呼ばれる史跡があり、
橋のたもとには“河野省三”撰書の会の川改修記念碑が建っている。
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