クニの部屋 -北武蔵の風土記-

郷土作家の歴史ハックツ部屋。

「華麗なる一族」、ドリフ、上戸彩は何で結ばれる? ―昭和―

2007年02月12日 | レビュー部屋
連休の中間とあってテレビ局も相応の番組を用意してきます。
高視聴率の「華麗なる一族」(TBS)に対抗するように、
2月11日21時からは、
上戸彩主演の「李香欄」(テレビ東京)
深海の生物に取り上げる「プラネットアース」(NHK)
1994年の映画「マスク」(テレビ朝日)
ドリフ(フジテレビ)
と、それぞれの番組を放送しています。
シビアな内容の「華麗なる一族」に対し、フジテレビの「ドリフ」は対照的です。
前者はいずれ再放送になるでしょうが、
後者はおそらく今夜限りだったでしょう。

このラインナップから見えるものは何か?
いずれも「昭和」の時間が流れていることに気付きます。
「華麗なる一族」と「李香欄」の時代背景は昭和ですし、
ドリフもまた昭和を代表するお笑いグループです。
現在=現実から視点がそれているという意味においては、
「マスク」も「プラネットアース」も加わるでしょう。
これらのラインナップで最も現実的だったのは、
「行列のできる法律相談所」(日本テレビ)だと思います。

21時台の番組がいずれも現時間からずれていることは、“物語”が多いのと、
連休中に現実めいたものを見たくないという視聴者の心理をついたものでしょうか。
もしくは、「三丁目の夕日」のように、
過去の時間(歴史)が物語に転換しているとも指摘できます。
いまに限ったことではありませんが、
現代人の視点が“昭和”に向かう傾向が強まりつつあります。
これは何を意味しているのでしょう。
いま改めて過去を振り返ろうとする傾向の裏では、
定年退職を迎える団塊の世代の影響もあるかもしれません。

ちなみに、最近ぼくが最も感じた“昭和”は、
郷土史家さんが「昭和の思い出」という資料を作ったことです。
政治・経済と社会・文化を分けて昭和の記憶を綴っていました。
その人が郷土史家だからというわけではなく、
今後はそれぞれの人の“昭和”が顕著に現れるかもしれません。
「三丁目の夕日」の続編が公開されれば、さらに加速するでしょうか。
2月11日21時のテレビ番組のラインナップに、
その片鱗を見た気がします。

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