冬の陽だまり 夏の木かげ

宮澤賢治じゃないけれど、ソウイウモノニワタシハナリタイ !
旧ブログタイトル 「 アラ環の人生立て直しプログラム 」

チームジャパンがくれた感動 その3

2018-03-03 10:30:00 | 生きかた
さすがにオリンピックネタも、今回でお終いにしようと思います。

今回は、まずカーリングについて…。

実は、私はカーリングにはあまり興味がなくて、
ニュースやハイライトでしか見ていなかったのです。

だけど、あることを知って、どうしても記事にしたくなりました。

それは、各メンバーが背負っていた事情でした。


まず、このチームは、チームキャプテンでありリザーブであった
本橋麻里選手がゼロから作り上げたチームでした。

本橋選手は、チーム青森に所属し、
トリノ・バンクーバー両オリンピックに出場しましたが、

その後このチームを離脱し、故郷の北海道北見市 ( 旧常呂町 )で、
『 ロコ・ソラーレ 』( 太陽の常呂っ子を意味する造語 ) を立ち上げ、
メンバー集めやスポンサーの交渉も、全て自分でやったということです。


今回活躍した藤澤五月選手は、
ソチオリンピックの代表選考の際に敗れ、
失意のままに故郷に帰ったところ、本橋選手から声をかけられたのでした。

吉田知那美選手もまた、そんな一人でした。
藤澤選手所属のチームを破り、
ソチオリンピックに出場したチームに所属していたのですが、
オリンピック直後、まだ現地にいるうちに戦力外通告を受け、
これまた失意のままに故郷に帰ったところ、本橋選手に声をかけられたのでした。


インタビューを受け、号泣しながら答えている吉田選手の映像が、
ほとんど毎日流されていました。
「 そんな、泣くほどの事かな? 」 なんて不思議に思っていました。
そんな事情があったことは、オリンピックも終盤になってから知りました。

平昌オリンピックで、カーリングでは初のメダルとなった、銅メダル!
そんな裏事情を知ってみると、また感慨ひとしおですね。

彼女たちにとっては、この上ないリベンジの試合だったわけですが、
そんなことは少しも感じさせることなく、終始、穏やかで爽やかでした。

「 もぐもぐタイム 」 と命名された休憩タイムや、「 そだね~ 」
が話題になるほどでした。


そんな選手たちが口をそろえて 「 麻里ちゃんのために! 」 と言います。

本橋選手は、試合では一度も氷の上に上がることはありませんでしたが、
試合終了後、一人黙々と、ストーンや氷のデータを取っていたということです。
もぐもぐタイムのおやつを調達するのも、彼女の役割だったそうです。

あくまでも影武者、縁の下の力持ちに徹したわけですが、
それが勝利に貢献したことは、言うまでもないでしょう。


選手たちは、カーリングは冬だけのスポーツになっているのが残念、と言います。


スピードスケートの高木菜那選手も、
夏の間の練習場となるローラースケート場でさえも不足していると
話していました。


そして、震災の時、練習場を失い、スケートを続けていいのかということさえ悩んだという
羽生結弦選手は、「 結局自分にできるのは、スケートしかない! 」 と、
印税や懸賞金で、復興への支援を始めました。

子どもたちのための基金設立なんていう話もあって、
羽生選手は、必ず有言実行だし、
この若さでこんな配慮ができるって、本当に素晴らしい、
まさにスーパーヒーローですね!


各選手の思いが、現実のものとなりますように…!

まだチームを持っていない大企業の社長さん、会長さん、
資金繰りで苦労しているチームのスポンサーになっていただけないでしょうか!?


最後に、チームジャパンの皆さん、
たくさんの感動を、ありがとーーーっ!!!


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チームジャパンがくれた感動 その2

2018-03-02 11:30:00 | 生きかた
3月に入りましたね。
珍しくネタがたくさんあるのに、筆が遅くて追い付かない感じです。

今回のオリンピックで、スピードスケートの、
団体パシュート 」 という競技が好きになりました。

オランダチームのメンバーは、3人とも長距離のメダリストでした。

それに対して日本チームは、ラップタイムでオランダの選手を上回るのは、
高木美帆選手1人だけでした。

実況で 「 一糸乱れぬ隊列 」 という言葉を、何回も聞きました。
先頭と最後尾の入れ替えも、最もロスの無いのが日本チーム
だという解説がありました。
だから、個人のラップタイムではオランダの選手に及ばない日本チームが、
勝利できたのだと…。

一時オランダにリードを許した時は、ハラハラドキドキ、
見る側も力が入りましたが、最後の2周での見事な逆転劇!

呆然とした表情の、オランダの選手達…!
「 何が起こったの!? 」って、感じだったでしょうね。


陸上の400mリレー ( 100m × 4 ) を思い出しました。
個人のタイムでは及ばない日本人チームが勝利できたのが、
バトンリレーの技でした。

「 1 + 1 = 2以上!! 」
これが チームジャパン !!

そしてゴールした後にも、感動的な場面がありました。

お姉さんの高木菜那選手が応援席に向かって
「 美沙紀~! 美沙紀~! 」 と笑顔で手を振っていました。
そして、金メダル授与後も、真っ先に押切選手の首にかけていました。
押切選手は、両手で顔を覆って泣いていました。

チーム登録の4人から外れた押切美沙紀選手が、
献身的に4人をサポートしたそうです。
だから5人で取れたメダルなんだと、繰り返していました。


高木姉妹の間では、姉妹であるが故の葛藤もすごかったようです。
「 えっ!? そこまで正直に言っちゃって大丈夫なの? 」
…と、心配になるようなぶっちゃけなことも、語っていました。

まず、バンクーバーオリンピックでメンバーに選ばれたのが、
当時まだ中学生だった妹の美帆選手。
次のソチオリンピックでは姉の菜那選手が選ばれ、
美帆選手は代表から外れてしまいました。

そんな経過を経て、2人の間には当然複雑な思いや葛藤があり、
家族もとても気を遣ったようです。

今回は、どちらにも気兼ねすることなく、
家族全員、心から喜びを共有したことでしょうね!

しかも金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル1個と、
信じられないほどの量産ですよ!?
姉妹それぞれのメダルを、同時に両親にかけてあげたいと
言っていましたね。

そんなドロドロした葛藤も見事な大輪の花に変えてしまった、
今大会だったのですね。


菜那選手は、しばらく膝の治療に専念し、
その後のスケジュールは白紙ということもあってか、
達成感と喜び全開な感じでした。

マススタート 」 で、金メダルを獲得できたことも
大きかったでしょうね。
スピードスケート最後の競技で、
しかもそれが、オリンピックの新種目ですからね。

最初は 「 訳わからん 」 などと文句を言っていたのですが、
菜那選手がスパートをかけてからは、必死に応援しました。
興奮しましたねえ…。


一方の美帆選手は、次の大会を見据えていることもあってか、
以外に反応がクールに見えました。


今回、小平選手は自らオランダに武者修行に行き、
高木姉妹など団体パシュートの選手たちは、
オランダからコーチを招聘し、1年の300日以上を共に暮らし、
チームワークを培ったそうです。

今回は、ある意味オランダの胸を借りての勝利と言えるかもしれませんが、
これからは、世界中から研究される立場になるわけですね。


たいへんな戦いが続くことと思いますが、
これからも、ますます活躍する姿を見せていただきたいですね。


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チームジャパンがくれた感動 その1

2018-02-27 09:00:00 | 生きかた
平昌オリンピックも終わってしまいましたね。
本当に次から次へとたくさんの感動を貰えたので、
しばらくオリンピックロスになりそうです。

ず~っと目が離せなくて、緊張しながらTVに張り付いていたので、結構疲れました。
観たい競技が重なってしまうと、片方を録画して後で観たりしたので、寝不足にもなりました。
そして、そんな風にオリンピック観戦に没頭できる境遇にあったことは、
本当に幸せなことでした。


何回ももらい泣きをしてしまいましたが、
今日は、その中でも、特に印象に残っているシーンについてお話しします。

1つ目は、高梨沙羅選手が銅メダルにつながった最高のジャンプを決めた時。

伊藤有希選手が、「 おめでとー!!」 と駆けていき、沙羅ちゃんに抱き付きました。
沙羅ちゃんも、それで緊張の糸が切れたようで、
二人で抱き合って、笑顔で涙を流していました。

美しい光景でした。

伊藤選手は、自分は力を発揮できなくて悔しい思いもあったと思いますが、
4年前からの沙羅ちゃんの苦悩を一番近くで見続け、
一緒に苦しい練習を乗り越えてきたからこそ、…の行動だったことでしょう。

今回のオリンピックで、一番ホッとしたメダルでした。
そんな風に思った人も多かったのではないでしょうか。

4年前、「 お世話になった人たちに申し訳ない 」 と繰り返す沙羅ちゃんに、
TVのこちら側から 「 それはいいから! 自分のために飛んでほしいよね!」
…と、娘と二人で、言ってたものでした。

ところで、沙羅ちゃんの最高の気分転換が、メイクなんだそうです。
彼女、4年前に比べ、本当にキレイになりましたよね!


2つ目は、モーグルの原大智選手が銅メダルを獲得する滑降の、スタート直前。

スタート地点のずっと下の方で、今回大本命だった 堀島行真選手が、
「 だいち~~っ!! だいち~~っ!!」
なりふり構わずと言った感じで、絶叫しているのを見た時でした。
その泣きっぷりがすごくて、つい、もらってしまいました。


二人の存在を、このオリンピックで初めて知りましたが、
ここまでは、堀島選手ばかりが注目され、期待され、
原選手は、随分悔しい思いもしたようです。

だけど、立場が逆になったその時、今までのことも、堀島選手の応援も、
原選手は、それらすべてを力に変えられたのではないでしょうか。

堀島選手は、難しいエアに挑み、着地が不安定になり、
その後の滑りでバランスを失い、転倒してしまいました。
期待に応えなければという、相当のプレッシャーもあったことでしょう。


他にもメディアには映らないところで、
こんな感動秘話がたくさんあったことでしょうね。


今回メダルに届かなかった人も、4年後の北京に向けて、
また苦しい戦いを選択する人も多いことでしょう。

昨日の帰国会見やインタビューで、
羽生結弦選手や高木菜那選手は、まず故障の治療に専念すること、
( ぜひそうしてほしい! )
そして、レジェンド葛西選手の進退が気になっていましたが、
次の北京オリンピックにも挑戦することを、宣言していましたね!
( さすが、あきらめの悪さもレジェンド!! ) ← ほめてます。

「 あきらめの悪い人たちが、奇跡を起こす。」
どっかで聞いたような…ずっと考えてて、ふと思い出しました。
『 陸王 』 だ!!

そう言えば、一昨日、東京マラソンで、設楽悠太選手が、
日本新出したんだった!!


…と、なんだか話がどんどん逸れて行ってますが、
メダルに関わらず、( 取れればそれに越したことはないのですが! )
4年後も、各選手には、その時のベストの自分を出し切れることをお祈りしたいと思いますし、
また、たくさんのドラマを 「 魅せて 」 ほしいと期待しています。


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平昌のメダリストたち その3

2018-02-24 18:40:00 | 生きかた
前回の記事の 平野歩選手と共に、とても楽しみにしていたのは、
ノルディック複合の 渡部暁斗( わたべあきと )選手 でした。

彼についても、前回のソチオリンピックでその存在を知りました。

最初は 「 あれ、関ジャニの村上信五くんに似てない!? 
いや、サッカーの長谷部誠選手かな!?」 からの興味でした。


前回ソチに続き、日本人の中では圧倒的な存在感で、
ノーマルヒルで銀メダルを獲得しました。

今回も、ドイツの エリック・フレンツェル選手 との後半の激闘の末の、銀メダル!
2人とも最後の坂で勝負のスパートに出、渡部選手がおいて行かれ、
その差4.8秒 ソチでは4.2秒と、前大会と全く同じ相手と同じパターンの戦いでした。


ところが、全種目終了後に、驚くべきことがわかりました。

渡部選手もまた、オリンピックの2週間前に長野で実施された試合で、
ジャンプの転倒による右肋骨骨折という怪我を負っての出場だったということが、
コーチの口から明かされました。

肋骨は骨折まで行かなくても、ひびが入っただけでも、
セキをしてもクシャミをしても、息が止まるくらい痛いと聞いたことがあります。

ジャンプの着地の衝撃、ストックをついて、特に坂を上がる時の衝撃って、
どんななんだろう!?

渡部選手と言い、回復に入っているとはいえ、羽生選手や平野選手も、
そんなことはおくびにも出さず…。
それがアスリート根性なんでしょうか。


だから、同じようでいて、実はまるで違う、
本当に重い重い価値のある銀メダルだったと思います。


続くラージヒルは5位
ジャンプでトップに立ち、後半の距離が長時間先頭になり消耗したことが、
あだとなりました。

ノーマルヒルのフレンツェル選手とは、暗黙の了解で先頭を入れ替わり、
お互い痛み分けをした上での勝負でしたが、

ラージヒルで2番手に付いたノルウェーのリーベル選手には、そんな配慮はまるでなく、
それに解説者によると、ワックスのミスもあったのではないかということでしたし、
終盤に、他の選手とスキーが重なってしまうというアクシデントにも見舞われました。

後方から迫ってくるドイツの3選手が、黒いレーススーツだった事もあり、
まるでレンジャーものの悪キャラ軍団に見えました。
そして金・銀・銅独占!
恐るべし、ドイツ悪キャラ軍団!!
( ごめんなさい! 悪くありません。)

ソチでは6位でしたから、順位は一つ上げることができました。


団体も、惜しくも4位で、メダルを逃しました。


渡部選手のインタビューはいつも、
決して、何かのせいにも誰かのせいにもしません。

怪我のことも、ワックスのことも、若手の遅れについても、
最後まで、ひと言も触れませんでした。
自分が遅れたからだと涙する後輩に、
「 若手がいてくれるから、いつかきっとメダルに手が届く。 」
と、逆に励ましています。
そして 「 もう少し自分を見つめ直して、次に進む必要がありそうですね。」
などと言います。

まさに、サムライ魂ですね!! カッコ良過ぎ!!


ちなみに、ソチオリンピック直後に結婚なさったそうで、
奥さまも、フリースタイルスキーハーフパイプ に出場していました。

「 最初で最後のオリンピックと決めているので、思いっきり楽しみます。」
と語っていましたが、惜しくも予選落ち…。
今後は、家庭とご主人のサポートに回るということでしょう。

妻も、弟も一緒にオリンピック出場!? 渡部家スゴイ!!


ジャンプとクロスカントリーは、それぞれ逆の体格が有利になる、
逆の筋肉を必要とする難しい競技で、
それがキング・オブ・スキーと言われるゆえんだそうです。

ワールドカップなどは、
ジャンプオンリーの競技に比べればなかなか映像が配信されないので、
次のオリンピックが、また楽しみです。

体格的に劣る日本人選手が、今度はどんな戦いを見せてくれるのか…。

渡部暁斗、弟の善斗も、頑張れ~~~!!!


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平昌のメダリストたち その2

2018-02-23 18:00:00 | 生きかた
今回のオリンピックでは、現時点で、すでに過去最高の11個のメダルが獲得され、
どのメダルも各選手のドラマを携え、素晴らしい輝きを放っていますね!

その中でも、開幕前から、その活躍を楽しみにしていた選手が2人いました。

1人目は、男子スノーボード ハーフパイプの 平野 歩選手 19歳です。

彼のことは前回のソチオリンピックで知りました。

彼はお隣の新潟県村上市出身
4歳からスノーボードをはじめ、早くからその才能を開花させ、
わずか13歳で、全米オープンの決勝に残り、13位という成績を残すほどの
実力の持ち主です。

「 栴檀は双葉より芳し 」 でしたっけ? まさにそんな感じ!


県境に位置する、山形県小国町を練習拠点の一つにしていることを知り、
さらに応援したくなりました。
私自身、小国町に行ったことは、一度もないんですけど… 

羽生選手は、怪我で試合に出られない間、
大好きなゲームや音楽を封印しており、
メダル獲得後解禁して、思いっきりやりたいと言っていましたが、

平野選手は、ゲームすらもスノーボード関連、
24時間を、徹底してスノーボードのために使っているのだそうです。


作シーズンの3月に、全米オープンで
左膝の内側副じん帯損傷と、肝臓も一部破裂する大怪我をしたようです。

いちいち引き合いに出して申し訳ありませんけど、
羽生選手の怪我どころではありませんよね。
命にかかわるような大怪我じゃないですか!?

復帰できるのかという恐怖や、トラウマ的な恐怖とは闘ったとは思うのですが、
それでも自ら辞めようなどとは、ツユほども思わなかったことでしょうね。

一般人からしたらクレイジーですが、
彼はまさにスノーボードの申し子なのでしょう。

今回もソチオリンピックに続く銀メダルでしたが、
19歳にして、31歳のアメリカのスノーボード界のスーパースター
ショーン・ホワイト選手 を脅かす存在なのですから、大したものです。


平野選手は、「 ライバルの滑走はいつも、見ている。
相手がどのような技を決めてくるかを見て、自分の技を変えたりもする。 」 とのこと。

あれ、まさまろくん ( 宇野昌麿選手 )みたい!?


2本目で高得点をマークした平野選手は、
3本目にさらに難度を上げた技に挑戦し、転倒してしまいました。


ショーン・ホワイトもまた、大技で顔面を62針縫う大怪我をしていました。
それは、平野選手が3本目に挑んだのと同じ技に失敗した時だそうです。

「 だけどアユムが仕掛けてきたから、ハートに火が付いた! 」
と、ショーンは平野選手が挑んだ大技を3本目で決め、勝利しました。


平野選手は、同じ銀でも、前回のメダルよりも重いと言っていました。
生死にかかわる大怪我もあったし、1日1日が大変だったと…。


平野選手には、怪我をせずに、次の北京でもまた雄姿をみせてほしいし、
今度こそ金メダルを獲得してほしいですね!

6メートル近いジャンプをして、大空でくるくると舞うアユムくんは、
本当にかっこ良かったなあ…!!



ところで私、平野選手は、どうしても 『 鋼の錬金術師 』 の主人公
エドワード ・ エルリック を連想してしまうのです。
実写版の 山田涼介くんより、よっぽどエドっぽいなって…。
最後に、そんなどうでもいい話を、どうしても語りたくて…。 


もう一人の選手については、また改めて…。


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