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仲良し夫婦の日記です。

「HIROSHIMA」 から 「連祷-Litany-」 へ

2016-08-16 21:32:15 | コンサート

新垣隆さんのコンサート、行ってきました。

 

7年前、ゴーストライター騒動になった 交響曲「HIROSHIMA」・・・

騒動の後、たくさんの人に助けられたと感じた新垣さんは

あらためて「ヒロシマ」と向き合い、新しい交響曲を作曲することにされました。

 

「ヒロシマ」「ナガサキ」そして「フクシマ」・・・

この記憶を留めるために、新しい交響曲「連祷-Litany-」を制作。

8月15日、広島でその初演を迎えたのです。

 

 

 

 

 「流るる翠碧」

    5分ほどの管弦楽、水のせせらぎ・渦巻くしぶき、静かに消えていく水音。

 

 ピアノ協奏曲「新生」

    4月に発売されたアルバムのタイトル曲。 新垣さんご本人の演奏で。

        ゴーストライター事件の後、新しく生まれ変わる軌跡をピアノで表現。

    混沌とした濁音→緊張→緩やかなフルート→ピアノの連打

    彼の心の内を表現しているようだ。

    新垣さんは、丁寧に鍵盤をたたかれる、体が優しく揺れる、

    彼の、ピアノに向かう真摯な姿勢を見た。

 

 「連祷-Litany-」

    3楽章からなる40分の交響曲。

    新垣さんの言葉を借りると

    祷りの旋律から、悲痛な旋律へ、そして混乱状態へ

    そこから生まれた重い沈黙、それを突き破る希望のテーマへと続く。

    「祷り」と「希望」を奏でる弦楽が美しい。

    新垣さんの、平和への祷りが心に残った。

 

 

新垣さんは、5月、オペラシティで開かれた「LEGEND・10周年記念コンサート」に出演されました。

なんて優しい、温和な方だろう!という第1印象。

それは今日も変わりませんでした。

アンコールの拍手に応えて登場されるたび

恥ずかしそうに微笑まれ、演奏者を称えるそぶりをされる。

欲を言えば、広島で演奏された感想など、一言伺いたかったな。

 

来月は同じ演目で「福島」で演奏会が。

ここは、指揮が中村匡宏氏。(殿下ですよ~!)

私が言うのも何ですが、、、楽団や指揮者によって音楽は変わります。

殿下の指揮で、もう1度聴きたいな~。

お近くの方は是非!

 

 



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