con te. bravo!

仲良し夫婦の日記です。

吉田 知明 テノールリサイタル @メニコン HITOMI HALL

2018-04-28 09:21:51 | LEGEND

あきさんのソロコン、待ってました!

 

テーマは 「アイノコトバ」 もう これだけでワクワクは止まらず

100人のホールなので、ホームコンサートの感じで 温か。

 

あきさん、チャコールグレイのスーツ・黒スパンコールの蝶ネクタイで登場。

左サイド刈り上げはいつもの感じで。 ちょっと髪 伸びましたね。

Shu君は、大きなチェックの地模様の黒スーツです。

 

≪あきさんに、セットリストアップのOK頂きました≫

1部は、愛を歌ったイタリア歌曲がメイン。

 陽はすでにガンジス川から

 もしあなたが私を愛してくれるなら

 マレキアーレ

 ノンタモピュー

(1曲目以外は初めて。でも曲紹介があるので、大体の内容は分かります。)

 ホール一杯に、あきさんの素敵な声が響きます。

大好きな声…優しくて、水のように澄んでいて、クリスタルヴォイス…あきさんそのもの。

 

ここであきさん、お水を。

「味噌煮込みうどん食べたんですよ。で、スープもしっかり飲んじゃって、喉乾いて(笑)

いつもは間でお水飲まないんですけどね」

 

 悲しげな姿よ

 

ここでShu君 「あきさん、暗いよ」→確かに暗い曲調が多いです…。

「前も、シンキクサイって言ったけど、やっぱり暗い。(笑)

こんなのばっかり選曲するから、ちょっと明るい曲を勧めたんですよ、ボク」

ひとしきり二人で ”小ボケ話”があり…いろいろ面白かったんですが

この面白さって、文では表わせない、やっぱりその場にいてこその面白さです。

二人のトークは、コンサートのスイーツの役目でしたね。

 

ここで、あきさん「詩の朗読」をやりますと。

LEGENDの初代ピアニスト、清水さんのお父さんが書かれた詩 「相生橋で」

(あいおいばし→広島の原爆投下の目印になった橋の名前です)

原爆投下前のどこにでもある日常と、原爆による日常の破壊を歌った詩

あきさんの切々とした朗読と、Shu君の「ショパンのノクターン 20番」の演奏。

名古屋でHIROSHIMA あ~!もう、涙腺ゆるゆる、涙止まりません

あきさんの感情を抑えた朗読と、それを支えるShu君のピアノ。いっそう心に沁みました。

 

 ああ、愛する人の

イタリアの太陽に向かって歌う、というよりは、夜の月に向かって歌うイメージの曲が続き、次の曲は

私は家を作りたい

とあきさんが紹介。すかさずShu君、

 「ね、やっぱり暗いでしょ? ボクのスタンスは、あきさんの素晴らしいポエティックな言葉の世界をぶった切る

ということなんで 言いますけど、訳わかんないでしょ? 家を作る? はいはい!どうぞ作って下さい!」

とピアノに向かうShu君、会場は(笑)

 

これで1部終了です。

 

2部は、Shu君のピアノソロ

 ドビュッシーの「月の光」で幕開けです。

素敵~!その時会場は、柔らかい月の光に満ちていたように思えました。

 

あきさん、麻の生成りのスーツにピンクの蝶ネクタイで登場、パッと明るくなりました。

 星々は・・・(← タイトル聞き漏らしちゃった)

 貧しき男

 

 待ちぼうけ

これ、三枝成章さんの編曲で、とっても弾きにくい、ピアニスト殺しと言われる曲だそうです。

Shu君、真剣にピアノの前に。あきさん、楽しげにShu君を見る。Sっぽいよあきさん(笑)

確かに、難しい鍵盤捌き。白鍵、黒鍵でそれぞれグリッサンドが5回あり。

指痛くなるんですよねとShu君。見事に弾きこなしました。

 

ここで、あきさんの後輩君が登場。津軽三味線奏者の岡野哲也さん。

まずは、沖縄の”三線”を持ってあきさんとコラボ

 海の声

あきさん 「ボク、LEGENDで歌う時はハモリパートなので、一人でメロディちゃんと歌えるか 緊張するな~」

はい、とても素敵な”海の声”でしたよ。

 

あきさんが岡野さんに、タンを奢った話。美味しかったでしょ?ね?と恩を着せて

次の演奏を催促します。岡野さん、三線を替えに退場。

すかさずShuくん 「タン?タン? ボク食べてませんよ!え?」

あきさん 「はいはい、今度奢りますよ」 的な 小ボケあり。

岡野さんのソロ演奏、津軽三味線で

 よされ節

大きな拍手。あきさん 「はい、いいですよ、浮気しても。帰ってくれればね」(笑)

 

あきさん、黒スーツに着替えて登場。

 霧と話した

 墓に近寄らないでほしい

Shu君 「ね、墓にどうとかって…さっきピンク着てたでしょ? ピンク着て”墓”はないよね。

だから黒に着替えた方がいいよってアドバイスしたんですよ、ボクが。」 会場うんうん。

 

あきさん、真面目に語るシーン。

自分は何のために生きてるんだろう、生きる意味ってなんだろう、

自分は何ができるだろう、人のために生きることができるだろうか、と自問自答して。

 いのちの理由

さだまさしさんの詞が胸に沁みます。

 

2部終了。

そしてアンコール。

予想通り フルートを手に登場。

 シシリエンヌ

僕、またフルートを学び直そうと思うんです。 次は違う曲に挑戦しますからお楽しみに。

前回も シシリエンヌでしたもんね。

 夢見るフィレンチェ

 

あ~、終わっちゃいましたね。。。あっという間。。。

私的には「アイノコトバ」、もっと情熱的なLOVEな曲をちょっと期待してました。

でも、Shu君の言うように 暗い曲が多かった…

それがあきさん、あきさんの世界、そうなんですよね。 あきさんの深淵を見た感じ。

そうだ、前のソロコンの時、私あきさんに言ったのでした。

「あきさんの シンキクサイ世界、好きです

 

長くなりました。ここまで書いちゃっていいのかな?と思いながら…。

でもあの時間を伝えたい。あきさん色に染まったあの2時間を。

あきさんの声に包まれて幸せでした。 あきさん、ありがとうございました。

 

 



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4 コメント

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あきさんソロコン (orange peel)
2018-05-03 15:15:55
私はあきさんのソロコンは初名古屋と広島の2回しか行けてませんが、今回ほど(失礼ですが)辛気くさく?亡かったですよね。

詩の朗読「相生橋」は2010年の8月、初めてレジェンドのコンサートに行った時朗読されたのを覚えています。

名古屋で聞かれ、感慨深かったことでしょうね。

行きたいのに、いつも夜公演(涙)。
(気持ちよく)下を向いたままになりそうですが...。

あきさんワールドは詩ごころをお持ちの方にピッタリなのかも?ですね。
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Re. (kumiko)
2018-05-03 16:23:45
orange peelさん、コメント有難うございます!
以前のソロコンは、日本歌曲が半分で、言葉がよくわかりましたからね。イタリアの曲もトスティで爽やかな曲でした。
今回はイタリア語なので??で、曲調が暗かったです…
暗くても、辛気臭くても、いいんです!あきさんですから(笑)
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Unknown (ロコ)
2018-05-04 23:56:28
あきさんloveに溢れたブログ、熱く拝見しました。❤

清水新さんのお父様が作られた「相生橋」の朗読なさったんですね。

歌もですが、久し振りに、あきさんの朗読聞かれて良かったですね。 

 暗いと言うより、真面目な方なんですよね。
リーダーたる由縁です。

良い名古屋でしたね。❤❤❤
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Re.ロコさん (kumiko)
2018-05-05 00:16:48
ロコさん、コメント有難うございます

まさか名古屋であの詩を聞くことができるなんて!それだけでウルウルでしたよ
あきさんのあの声で…泣かせ上手です。

そうそう、真面目!「吉田知明をお聴きください」って感じのコンサートでした。
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