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仲良し夫婦の日記です。

ありがたいお話 @国際会議場

2014-10-01 15:53:57 | 講演会

 

9月29日 広島国際会議場で催された、「広島観音会講演会」に行ってきました。

この講演会のスタートは なんと大正7年

当時の京都・清水寺貫主・大西良慶氏を招いて、第1回の観音会講演会が開かれたそうです。

以後毎年この講演会は続きます。(年に1回、もしくは2回)

今回でナント185回目。 宗派を問わず、各地のお寺から講師を招かれます。

(ちなみに無料です)

 

今年は、清水寺の貫主(かんす)・森清範(もりせいはん)氏が講師です。

       

       

 

森清範氏といえば、年末恒例の「今年の漢字」を、清水寺で揮毫する方。

森さんのお話を聞くのは今年で3回目。

いつも新しい話題で、ユーモアを交えながらの京都弁の楽しい講話です。

 

  「今、清水寺では解体修理が行われています。あの清水の舞台の脚も一部腐ってたので

  切り取って新しい木をはめ込みます。その新しい木に”一字”を書いてくれと言われて

  私は 「魂」 と書きました。 「魂」とは、観音様の御心です。

  観音さんの行をしなさいということです。それは、自我から離れることです。

  その行の一つに 「布施」 というのがあります。 「布施」には三つあって、

    * 財施 (物を施す)

    * 法施 (教えを施す) 

    * 無為施 (安心を施す)

       ~それぞれの具体例を、高台寺・妙心寺などの貫主さんとのエピソードを入れながら

         とてもわかりやすく説いていかれます。 長くなるので割愛、

         でも、ここがほんとは一番おもしろかったんですケド~

  大事なのは「心」です。心を施す。 

  人のためにこうありたい! と思う心が大切ですよ。

  こうありたいと努力すれば、必ず変わります。

  ”物”が先か、”心”が先か、それは”心”であるべきです。」

 

こんなお話も・・・

  「お寺の修理には、たくさんの木と檜皮(ヒワダ)がいります。 ”出雲さん”が終わったので

  次はうちの番です。 全国から、樹齢380年の木を集めなあきません。

  そや! お宅に 380年の木が余っとったら 清水に電話ください、すぐに取りに伺います(笑)

   で、清水では、今後のために北海道や京都の山を借りて、ヒノキを何万本て植樹してます。」

 

1時間15分、心釘付けのお話でした。

     ~なんか、うまくまとまらなかった・・ゴメンナサイ

来年は、奈良・興福寺の貫主さんが講師だそうです。これも必聴です。

 

 

ホワイエに出ると、冊子が置いてあります。「ご自由にどうぞ」 と。

これは 「抜萃(ばっすい)のつづり」 という小冊子。

金庫を作っている、広島の”熊平製作所”が45万部刊行して、無料で配布されてます。

ちょっとしたベストセラー並みですね!

   ~上の観音会も熊平さんが発起人かと~

この冊子は、雑誌や新聞、書籍などに掲載された ”心に残る話” を集めてあります。

   ~もちろん、作者や発売元には許可をとって~

この冊子も、毎年1冊刊行、今年で73冊目。 わたしはここ10年、楽しみに愛読しています。

   ~頼んだら送ってもらえるかもです~

 

 

いい時間を過ごすことができました。

ありがたいお話を聞いただけで、帰り道は 気持ち上向き加減で歩く・・

ちょっと成長したと錯覚する私・・ダメです・・

まだまだ人間 出来てません、 実践してこその成長です m(__)m

 

 



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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
zuccheroさん (kumiko)
2014-10-03 10:32:33
「オペラ」と「法話」反対のところに位置してるようですが、人生を考えさせられたという点では、同じでした。
よし!来年は女子会で「法話」に参加して、みんなで解脱しましょう。
帰りはポンテでL話(?)、アレレ・・?解脱してないじゃん。
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Unknown (zucchero)
2014-10-03 07:36:06
カルメン→観音様。
煩悩の世界→解脱?
どちらもとっても楽しそう!法話ってとっつきにくいかな~
と思いきや、巧みな話術に引き込まれていくのが
心地よいんですよね♪
私もぜひ聞いてみたいです!
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郷土愛好さん (kumiko)
2014-10-02 08:46:26
ほんとに!帰りは清々しい気持ちになります。
一つでも実践していくよう、頑張らねば!
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Unknown (郷土愛好)
2014-10-02 07:56:43
 いい話を聞くと心が洗われる気がしますね。すぐに戻ってしまうのですが。
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rokoさん (kumiko)
2014-10-02 01:05:16
観音会は、どなたでも聞けるんですよ。一応お知らせ葉書持っていくんですケド、なくてもOK。
会場で記名すれば、翌年から案内が来ます。来年、お誘いしましょう。
来年は「阿修羅像」の”興福寺”さんです。阿修羅の実像、学べるかもしれません。是非に!

御仏のお顔、なかなかその境地には至りません。。。煩悩だらけです

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Unknown (roko)
2014-10-01 23:39:35
カルメンに酔い、施しのお話に酔い多才ですねぇ。
この様なお話を聞く機会は私には中々ありませんが、
阿修羅を生き抜く様は、御仏は何とお思いかとは思います。
御仏の笑顔で参ります。(笑)
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