9月29日 広島国際会議場で催された、「広島観音会講演会」に行ってきました。
この講演会のスタートは なんと大正7年
当時の京都・清水寺貫主・大西良慶氏を招いて、第1回の観音会講演会が開かれたそうです。
以後毎年この講演会は続きます。(年に1回、もしくは2回)
今回でナント185回目。 宗派を問わず、各地のお寺から講師を招かれます。
(ちなみに無料です)
今年は、清水寺の貫主(かんす)・森清範(もりせいはん)氏が講師です。
森清範氏といえば、年末恒例の「今年の漢字」を、清水寺で揮毫する方。
森さんのお話を聞くのは今年で3回目。
いつも新しい話題で、ユーモアを交えながらの京都弁の楽しい講話です。
「今、清水寺では解体修理が行われています。あの清水の舞台の脚も一部腐ってたので
切り取って新しい木をはめ込みます。その新しい木に”一字”を書いてくれと言われて
私は 「魂」 と書きました。 「魂」とは、観音様の御心です。
観音さんの行をしなさいということです。それは、自我から離れることです。
その行の一つに 「布施」 というのがあります。 「布施」には三つあって、
* 財施 (物を施す)
* 法施 (教えを施す)
* 無為施 (安心を施す)
~それぞれの具体例を、高台寺・妙心寺などの貫主さんとのエピソードを入れながら
とてもわかりやすく説いていかれます。 長くなるので割愛、
でも、ここがほんとは一番おもしろかったんですケド~
大事なのは「心」です。心を施す。
人のためにこうありたい! と思う心が大切ですよ。
こうありたいと努力すれば、必ず変わります。
”物”が先か、”心”が先か、それは”心”であるべきです。」
こんなお話も・・・
「お寺の修理には、たくさんの木と檜皮(ヒワダ)がいります。 ”出雲さん”が終わったので
次はうちの番です。 全国から、樹齢380年の木を集めなあきません。
そや! お宅に 380年の木が余っとったら 清水に電話ください、すぐに取りに伺います(笑)
で、清水では、今後のために北海道や京都の山を借りて、ヒノキを何万本て植樹してます。」
1時間15分、心釘付けのお話でした。
~なんか、うまくまとまらなかった・・ゴメンナサイ~
来年は、奈良・興福寺の貫主さんが講師だそうです。これも必聴です。
ホワイエに出ると、冊子が置いてあります。「ご自由にどうぞ」 と。
これは 「抜萃(ばっすい)のつづり」 という小冊子。
金庫を作っている、広島の”熊平製作所”が45万部刊行して、無料で配布されてます。
ちょっとしたベストセラー並みですね!
~上の観音会も熊平さんが発起人かと~
この冊子は、雑誌や新聞、書籍などに掲載された ”心に残る話” を集めてあります。
~もちろん、作者や発売元には許可をとって~
この冊子も、毎年1冊刊行、今年で73冊目。 わたしはここ10年、楽しみに愛読しています。
~頼んだら送ってもらえるかもです~
いい時間を過ごすことができました。
ありがたいお話を聞いただけで、帰り道は 気持ち上向き加減で歩く・・
ちょっと成長したと錯覚する私・・ダメです・・
まだまだ人間 出来てません、 実践してこその成長です m(__)m
この様なお話を聞く機会は私には中々ありませんが、
阿修羅を生き抜く様は、御仏は何とお思いかとは思います。
御仏の笑顔で参ります。(笑)
会場で記名すれば、翌年から案内が来ます。来年、お誘いしましょう。
来年は「阿修羅像」の”興福寺”さんです。阿修羅の実像、学べるかもしれません。是非に!
御仏のお顔、なかなかその境地には至りません。。。煩悩だらけです
一つでも実践していくよう、頑張らねば!
煩悩の世界→解脱?
どちらもとっても楽しそう!法話ってとっつきにくいかな~
と思いきや、巧みな話術に引き込まれていくのが
心地よいんですよね♪
私もぜひ聞いてみたいです!
よし!来年は女子会で「法話」に参加して、みんなで解脱しましょう。
帰りはポンテでL話(?)、アレレ・・?解脱してないじゃん。