三郎君は月に1回床屋に行きます。床屋に行くたびに3000円をもらっているのですが、実は1350円でカットしてくれるだけの床屋に行っています。少しズルいかもしれませんが、差額で本を買いたいのです。ズルいと言っても、ご両親もそのことは知っています。
「三郎がそれでやりくり上手になるのならいい」とも「決して無駄遣いする子ではないから」とも思って、黙認してくれているのです。
明日はおばあちゃんの法事だという日、いつも行く1350円カットのお店は「従業員研修のため」ということでお休みです。しかたなく、他の店に行くことになりました。
初めてのお店です。おじさんひとりでやっている理髪店です。「髪を切ってもらうだけでいいです」と言うと「えー、そうなのかい」と少しがっかりされました。正直に、いつもはカットだけの10分で済ませてくれる店に行っていることを話しました。そして「人に頭を洗ってもらうことがないのでちょっと…」とも言いました。
普段よりも長い時間が掛かりました。三郎君は「早く終わらないかな」とばかり考えていました。それでも終わったときに、なるべく明るく元気よく「ありがとうございました」と言って2800円を払いました。
明るく元気よくというのは、三郎君が最近読んだ『不機嫌は罪である』という齋藤孝さんの本のことが頭にあったからです。「普段より多く使ってもったいなかったな」という気持ちはあるものの、それを態度にしてしまってはいけないとふるまったのです。
皆さんは、こんなことはありませんか?
文化の違いはお金の問題 - 超時空要塞キクロス (hatenablog.com)

