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三郎君の成績

2025-01-16 10:40:43 | 日記
三郎君は勉強がよくできます。
クラスの皆から一目おかれるほどで、人に勉強を教えるのも上手いのです。光輝(こうき)君から「三郎は先生より教え方がうまい」と言われているくらいです。
ところが、意外なことに三郎君は入学したての一年生の頃は成績が悪かったのです。「よくできる」「できる」「がんばろう」の三段階評価で図工だけは「よくできる」で、後は「できる」「がんばろう」ばかりでした。
ご両親は、「(お姉ちゃんの)悦子より物覚えはいいんだけど、おかしいね。」という受け止め方をしていました。本を熱心に読むし、年の割に言葉の数も豊富だからです。
お姉ちゃんの悦子さんは、「三郎は頭いいけど、なんだかぼんやりしていて先生の話を聞いてないんじゃないかな。」という意味のことを言っていました。
そうなのです。読んだ本を頭の中で反芻(はんすう)したり、続きを自分で考えてみたりで、先生の話を上の空で聞いていることが多かったのです。
きっかけは二年生のかけ算九九でした。ににんがし、にさんがろく…と音声で覚えていきましたが、なんだか数字と言葉が結びつかないのです。
自分で何かルールというか規則のようなものを見つけたかったのです。
きっかけは、5の段は覚えやすく、一桁目が5と0のくり返しだったことです。
ごー、ろくななはちきゅう、じゅう
で、間に4つの数字が並ぶことに気が付きました。
そして、
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
数字をこういう具合に書いてみて、
「二の段は友達と友達の間に邪魔がひとり入る」
「三の段は友達と友達の間に邪魔がふたり入る」
「四の段は邪魔が三人入る」…と仮定して、挟まる数字を塗りつぶして無視してみました。
2●4●6●8●10●12…
3●●6●●9●●12●●…
4●●●8●●●12●●●16…とノートに書いてみました。「分かった」と思いました。何気なくそれをのぞき込んだ佐々木先生が
「あっ、すごい。三郎君工夫しているわね。」と褒めてくれたばかりか、クラスみんなにそのノートを真似して黒板に写して見せたのです。
そして、
「三郎君はだいたい頭いいんだからもっとテストで点が取れるわよ。」
と言ってくれ、その言葉に照れてしまいました。もちろん嬉しくもあったのです。
二九=18で終わりじゃなく、20、22、24…
三九=27で終わりじゃなく、30、33、36…
と、かけ算九九に収まらないところまで考えるようになったのです。
何より「三郎君はだいたい頭いいんだから…」という言葉に三郎君は勇気づけられました。
三郎君は本当に三年生になってから「よくできる」ばかりになりました。
佐々木先生のことは今でもいい先生だと思っています。
五年生になった今、三郎君が二年生の二学期まで勉強が苦手だったことを、皆知らなかったり、忘れたりしています。
おまけ;最小公倍数を習ったときに三郎君は「『一番小さい共通番号』のことだな」と理解しました。
4、8、12、16、20、24、28、32、36
6、12、18、24、30、36、42、48、54
4と6の最小公倍数は12、次は24、次36ですが
三郎君は12、24、36を「共通番号」と名付けていたのです。

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