三郎君は自転車に乗っていました。
細い道です。
後方から自動車が来ていることに気付いた三郎君は、そのクルマが通りやすいように自転車を道の端に寄せて止めて、通過を待ちました。
軽トラックでしたが、運転手さんは「ケッ」と言って三郎君をにらみつけて行きました。
「えーっ、何でだろう。僕は精一杯自転車を端っこに寄せたし、しかもまだトラックが遠くにいる時から…。」
それからひと月くらいは、その運転手のおじさんのことが気になっていました。
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三郎君に過失はありません。
ずいぶん年月が経ってから、三郎君はふと、この小学五年生の時の“事件”を思い出しました。
「ただ、あのおじさん機嫌が悪かっただけなんだろうな。」と理会しました。
※これは筆者が三郎君と同い年くらいに経験したことです。蓋のない側溝ギリギリに自転車を寄せて軽トラの通過を待ったつもりですが、運転手さんは筆者に「このハナ垂れ小僧が!」と吐き捨てたのです。どう考えても筆者が間違ったことをしたとは思えませんでした。かなり傷つきました。
たとえ血が繋がっていなくても、子どもさんに対する言葉には注意が必要です。


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