日本株と投資信託のお役立ちノート

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(主に日経,ロイター,WSJから引用。賞味期限の短い記事は今後省きます)

7013 IHI、4期ぶり営業益最高 今期700億円 1円増の7円配 航空エンジン好調、資源・エネが回復

2015年01月30日 | 15.機械
〔15.1.30.日経新聞:投資情報2面〕


 IHIの2015年3月期は、連結営業利益が前期比31%増の700億円前後になりそうだ。従来予想(650億円)を上回り、4期ぶりに過去最高を更新する。民間航空エンジンの受注が好調なほか、資源・エネルギー分野が回復する。円安も輸出採算の改善につながっており、年間配当は前期から1円増やし7円とする公算が大きい。

 売上高は10%増の1兆4400億円前後と従来予想をほぼ達成できる見通しだ。自動車エンジンの燃焼効率を上げるのに使うターボチャージャー(過給器)の販売が伸びるほか、米コーブポイントの液化天然ガス(LNG)設備の工事進捗が貢献する。

 利益拡大のけん引役は資源・エネルギー・環境事業だ。前期に比べて低採算ボイラー工事の受注が減るほか、事業用発電装置の採算も改善し、8割前後の増益になる。最大の収益源である航空・宇宙・防衛事業は米ボーイングの新型旅客機「777X」に搭載される新型エンジンの開発費が増えるものの、なお連結営業利益のうち約半分を稼ぐ見通しだ。

 IHIは想定為替レートを1ドル=100円と期初から変更していない。ドルに対して1円円安が進めば、下期だけで営業利益を9億円押し上げる要因になる。足元の円相場から単純計算すれば100億円超の利益押し上げ要因となるが、海洋構造物の工事の遅延に伴う引当金積み増しなどで、円安効果の一部を相殺するとみられる。

 純利益は15%増の380億円と従来予想を30億円上回りそうだ。IHIは2月3日に14年4~12月期の決算発表を予定している。

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