くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ミディアム 第1話「予知夢」

2006年07月05日 | ミディアム
3人の娘たちと夫に囲まれて幸せな日々を過ごしていた主婦のアリソン・デュポアは、30代になってから司法試験をめざし、検事局のインターンとして忙しく働いていた。
しかし、昔から見ていた猟奇的な夢や、犯罪者に会うと犯罪の様子が頭の中で再現されてしまう特殊能力が、仕事を邪魔しがちになって困っていた。
彼女の悩みを打開するために、夫のジョーは彼女の夢を書き溜めておいたものを各警察にFAXで送ることにする。すると、極秘になっていた犯人の情報がその中にあったためにテキサス警察から呼び出されてしまう。しかしテキサス警察の対応は、協力を仰ぐというものとは程遠く、アリソンを様々にテストしようとするものだった。
テキサス警察の事件は、17歳の少年が犯した幼児の殺害事件だったが、アリソンは少年の亡くなった妹の霊の助けを借りて、遺体の場所を指摘する。ところがテキサス警察のプッシュ警部が発掘をためらううちに、ハリケーンが到来して遺体も現場もすべて流されてしまう。
このままでは犯人の少年は釈放されてしまうと知ったアリソンは自分自身を責めるが・・・

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ドラマ版「テレビのチカラ」?とか、オカルト物は苦手なんだよなぁとか思いつつ見たのだが、さくっと引き込まれた。
必要以上に恐怖をあおってるわけじゃないし、グロくないし、ギャーとか叫ぶところがあるわけじゃない。淡々としているところがかえっていいかも。
意外とドラマとして面白く見られそうな気がする。

でも・・・・実話なんだよなこれが。
娘たちがかわいくて、家族の風景があまりに普通で、普通だからこそアリソンの苦悩がいや増すという感じ。ヒロインアリソンのパトリシア・アークェットがおばさんっぽい感じなのもリアル。これが「コールドケース」のリリーみたいに折れそうに細い美女だったら、うそ臭いドラマになってしまっただろう。
夫がまた、アメリカだよなぁという感じのいいだんなさんなんですよこれが。
33歳で司法試験を目指す妻のために、家事育児を協力してて、司法試験の勉強に付き合いながら彼女をお風呂で洗ってあげたりするし。
不気味な夢を見る妻の話を馬鹿にしないで、ちゃんと書き留めて各方面に送るのも彼のアイディア。うまくいかなくて当り散らすアリソンの話しをちゃーんと聞いてやって受け止めてるし、もうね、うらやましいですよマジで。
霊能力や予知能力は要らないから、あんなだんなさんが欲しい・・・

タイトルに「予知夢」ってあって、WOWOWの公式でも「予知夢を見る」ってあるのだけど、「起こった事件を霊が伝えてきてる」ので、ある意味予知夢ではないよなーとか思いながら見ていたら、最後に「予知」が本当になった・・・・
あの場面はけっこうぞくっとする。幽霊をおどろおどろしく描いたりはしてないが、サイコな人間の持ってるオーラが心底怖かった。
変に煽り立てたりしない雰囲気のままいってくれたら、なかなかいい感じになりそう。

プッシュ警部のほうが、上司のオッサンよりいい味出してるのになぁと思ったりして。
あのオッサン(デヴァロス)の他にもう一人、あとから相棒が登場するらしいので、またそしたら雰囲気も変わるかな?


【 脇俳優チェック 】

◆パブロと妻子の殺害犯人マルティネス .... Frank Alvarez
「CSI:マイアミ3」20話「エピローグの幕開け」で、デルコの一夜のお相手「ヤリヤリ女」の弟ランデル役。
デルコのバッジを盗んでいった張本人。

◆少年殺害の17歳少年 .... Matt Barr
「CSI:マイアミ2」20話「不倫の方程式」で、遺体の上着をアレックスが放り投げたらポケットの携帯が爆発した事件の犯人。

◆テキサス警察プッシュ警部 .... Arliss Howard
「ナチュラル・ボーン・キラーズ」「ロスト・ワールド ジュラシック・パーク」など映画の出演作多数。好評だったのか、この後2エピに登場予定。
妻は女優のDebra Winger(「愛と青春の旅立ち」のヒロインなど)。

◆テキサスレンジャーの女性隊員 .... Tina DiJoseph
プロペラ機で一緒に飛行してた人。これも好評だったのか、別の役で10話目以降「市長の連絡係」のリンという役で登場するらしい。

◆17歳少年の隣の房の男レイモンド・ヴァルガス .... Jamil Walker Smith
アニメ「ヘイ・アーノルド!」で、アーノルドの親友ジェラルドの声を演じている。

◆女性検事 .... April Grace
アリソンの名前を間違えた、適当に霊能者の話しを切り上げた検事。「FBI~失踪者を追え」の第1シーズン7話と18話に女性ジャーナリストデリア・リバース役で登場していた。

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6 コメント

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わたしもです♪ (KEI)
2006-07-06 17:10:28
くまぷーさん、こんにちは。

わたしもオカルト苦手なのだけど、悪趣味なものではなさそうだと感じ、何だか気になって来て見てみると...いきなり引きこまれて最後まで見てしまいました。



でも、アリソンの能力や事件そのものより、注目してしまったのは、アリソンのダンナさま!



>霊能力や予知能力は要らないから、あんなだんなさんが欲しい・・・



ほんとにっ

でも、不運なことに尽くされることに不慣れなもので、重荷に感じるかも(笑)
返信する
KEIさんへ (くまぷー)
2006-07-07 14:22:47
よかったーほかに面白いって言ってくださる方がいらして・・・(^_^;)

変にグログロしてないし、わざとらしくこけおどしなことしないし、これは結構イケるかも?と思っています。このまま行ってくれるといいんですが。



>不運なことに尽くされることに不慣れなもので、重荷に感じるかも(笑)



わはははは! わかるわかる。

実際にあそこまで尽くされると、きっとうっとうしく感じたり、どこまで耐えてくれるか八つ当たりしてみたくなったりとか、妙にサディスティックな気分になるかも・・・

でもいいですよねぇぇ、あのだんなさん・・・
返信する
デブラ・ウィンガー (kayokoro)
2006-07-07 14:47:35
テキサス警察ブッシュ警部の奥さんが

デブラ・ウィンガーということは

主役のパトリシア・アークエットの

お姉さんが監督した「デブラ・ウインガーを

探して」を思い起こさせますね。
返信する
kayokoroさんへ (くまぷー)
2006-07-10 01:52:35
やっぱりそこにつながってきますかね(^_^;)

家族ぐるみでお付き合い?



ロザンナはパトリシアとそんなに似てない気がするんですが、写真のせいかなー。パトリシアとコートニー夫のデヴィッドは似てるんですけどね。

アークエットファミリーをどーんと並べてみたいです。姉妹が並んでる写真は見たことあるんですが、全員揃ってるのはなかなかないような。
返信する
結構好きです (PINGE)
2006-07-10 12:47:12
こんにちは



私も恐る恐る見たクチですが、これが良かった。

何が気に入ったかというと、彼女も法律家の卵ということで、夢で見たからアイツが犯人というだけじゃなく、起訴に持ち込むために裏の取れる方法を考えながら能力を活かす、というのが、すごくカタルシスなんです。

実在してて活躍中というのが驚きですね。日本じゃ考えられない捜査方法…かな?



吹替え版と字幕版見比べるのも楽しかったです。
返信する
PINGEさんへ (くまぷー)
2006-07-12 19:12:29
おー、けっこう「実は好き」っていう声があって嬉しいです(^_^;)孤独かしら?と不安だったので。

そうなんですよね、超能力が超法規的最後の手段で無理やり持ち込まれるのではなく、裁判を維持する現実的なところを踏まえて彼女の力が活かされる、ってのがいいんですよね。



英語の勉強のつもりでいくつかドラマを字幕版に切り替えつつあり、これも字幕版で見ていますが、パトリシア・アークェットの発音がぼそぼそしてて(^_^;)

なかなか聞き取れないです~~~。
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