想いはてくてく

2024-03-10 16:26:00 | 

風に乗って
爽やかなところへ
行っていいのよ

ぽっと
背中を押してくれたのは
紋白蝶でした

なずな
ゆらゆら
ほとけのざ

手招いている
春の野で

想いはてくてく

てくてく
てくてく…




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春列車

2024-03-06 18:24:00 | 

2両編成の
汽車に乗る

向かい合わせの
4人席に
私と
大きなリュック

汽車は
「さあ、行くぞ」
と言ってるみたいに
音を出す

窓から見える
木造駅舎と
春の花

祖母の家へ行く
ちょっとした
冒険だ





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春はここから

2024-03-04 21:14:00 | 

電話越し
今年も
雲雀(ひばり)の声が
聴こえる

そういえば
スーパーの駐輪場に
沈丁花も
咲いていた


ポストの下には
菫が咲いて

ラジオから
「花の街」が流れる

電話越し
雲雀の声が
聴こえる

春はここから





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カフェオレ

2024-03-03 17:52:00 | 

生きることは
選択だらけ

「どれにしようかな」
自販機のまえで
手がとまる

今日はカフェオレ

こんな
選択もある

明日までに
選曲しないといけない
ピアノ曲

いくつか候補が
あったけど

今決まった

こころ弾むから



今日は風が冷たい
一日でした。
あったかいカフェオレが
癒しになりました。




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雨の情景

2024-03-01 12:41:00 | 

雨降りの木曜日
あなたが
傘を忘れて
帰ってきた

「また買ったら?」
と言うと
首を横にふる

「10年以上の付き合いだからね」

忘れたであろう
場所へ
電話をして
無事見つかった

なんの変哲もない
少し曲がった

あなたは
ほっと
笑みを浮かべている

どんな場面が
あったのか

私の知らない
雨の情景

しとしと雨も
柔らかい


昨日書いた詩です。
今日は傘を受け取りに
行きました。
「おかえり!傘」




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