高次脳機能障害について考える会を聴きに行って

学校の留年が決まって、早速勉強以外のことをした。今日は朝日新聞主催の 高次脳の講演会にいった。
高次脳の起こる医学的根拠や当事者の話や問題点などいろんな話を聞いた。
高次脳の方で現在競輪のパラリンピックの選手をされている方の話を聞いた。自分に重なる部分もあり、すごく懐かったし同じふうに感じる人がいるんだとおもい安心した。
今までは学校でも私のことを、障害について理解する人はいなかったから、同じふうに感じる、同じような経験をした人がいるって事を知り、すごく楽になった。
これからは、そういう同じような体験を持つ人と知り合って、それに悩む人達の助けになりたいと思った。
高次脳で、一番よくある障害は、記憶・注意障害だそうだ。私は正にその障害で悩んでいる。
でもいま、リハビリ学校で作業療法士になるため学んでいるが、
よくある注意・記憶障害についてのリハビリではなく、その障害の知識しか学んでいない。
高次脳機能障害をもつ人の本当の問題点がわからないから、学校も教えられないのだとおもう。

高次脳の気持ちの問題についても考えた。というか私が抱える問題だ
高次脳は、他の人よりも考える、覚える速度が異なる。だからもちろん出す結果は人より劣る。
テストで悪かったり、理解が遅かったりすると、他の人は出来てるのに．．ナゼ自分だけこんなに物分かりが悪いんだ？！と自分に腹をたてる。
自分が悪いんじゃない。そういう病気なんだって分かっているけど
誰も分かってくれてないし、治らないし、
自分を責めるだけしかなかった。
事故前の自分にもどれるわけでもない。回復した当初は辛かった。以前の生活に、以前の自分に戻れない辛さ。

でも事故から10年経ったいま、今まで自分でそんなに意識しなかった事故の後遺症に疲れている。でもなんとかしなきゃ！