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居酒屋さすらい 0776 - オート談義に花が咲く、哀愁の立ち飲み屋 - 「飲み処 にしぐち」(川口市西川口)

2014-08-25 20:55:48 | 居酒屋さすらい ◆立ち飲み屋

京浜東北線西川口駅の西口にあるからか、それとも西川口を略して「にしぐち」にしているのか、或いはその両方からか。いやいや、単純に西口さんていう人がオーナーだったり。

一見、安易なネーミングに感じるが、実は奥深そうなお店の名前ではある。

外からは店の様子がうかがえない。

ガラスにカッティングシートが貼ってあるからで、シートの切れ目から微妙に店の内部が見える。初めて、この店の前を通ったとき、一見立ち飲み屋風に見える、この店がとても気になった。だが、ここが立ち飲み屋なのか、その判断ができない。そこで、この日は素通りすることにした。ある日、別の用事で西川口駅を通過した際、電車の中から、恐らくホームに立つ人に向けたものと思われる看板を見つけた。そこにははっきりと立ち飲みと書かれていた。

 

西川口はディープである。そのうえ、立ち飲み屋がやけに多い。

「立酒 ハチ公」「焼き鳥次郎」、スナック風の「やまだ」「かんづめや」、そして、この「にしぐち」である。「ハチ公」以外は、どれも一癖もふた癖もありそうな店ばかりだ。

その中で最も入りにくい店が、この「にしぐち」と言っていいだろう。

だが、案ずるより産むが安し。融点すると店内は拍子抜けするほど、呆気なく。ごくごく平均的な立ち飲み屋だった。

 

チープ感溢れるその立ち飲み屋だが、先客のお爺たちは、店の隅っこで椅子に座っている。転びというのは語弊があるだろう。座りと立ちのハイブリッドである。わたしは、カウンターの端に陣取った。もちろん立って。

 

メニューのホワイトボードを眺める。

酒肴のほとんどが、150円で構成されている。

その中から、「じゅんさい」(150円)と「温奴」(150円)を頼んだ。もちろん生ビール(400円)とともに。

支払いはキャッシュオン。

 

ビールはキンキンに冷え、「じゅんさい」もうまい。

壁に掛けられたテレビからは、プロ野球のナイター中継。そういえば、今日はセ・リーグの開幕戦だった。

讀賣対広島カープ。先発は宮國にバリントン。血湧き肉踊る季節が到来した。そうやって、身を乗り出してわたしはカパカパとビールを飲んだ。

ふと背後の声が気になって、振り返ってみると、お爺らはナイター中継には目もくれず、内輪で盛り上がっていた。何の話題だろうと思って聞いていると、やっぱりオート。そう川口オートレース。お爺たち、選手名を挙げて、白熱した議論を繰り広げている。

コアだ。コアすぎる。

 

わたしは再び野球中継に目を戻した。

バリントンは讀賣に先制点を献上している。

 

わたしは、生ビールから「トマトハイ」(350円)に切り替えた。

劣勢のカープを応援する意味で。

そして、1杯飲み干すと、堂林が左越えに逆転のタイムリーを放つ。

こうしちゃいられない。早く帰って、続きをみないと。

 

オート談義に花を咲かせるお爺を横目に、わたしは店を後にした。

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