熊本レポート

文字の裏に事件あり

イズミから問われる熊本整形外科の品格

2012-10-17 | インポート
 2月、熊本市中央区大江のJT跡地(73000㎡)を競争入札(70億円)で取得したイズミ(広島市)は、同地に大型商業施設の「ゆめタウン」を新たに展開させるが、ここでは同じ広島に本社を置くマンション開発会社・マリモの他、家電量販店のケーズデンキなども加えた複合施設を予定。

 同計画地には医療施設としてNTT病院、また村田信一副知事が仲介役を買って出たと語られる熊本整形外科病院(医療法人社団熊本丸田会)の参加も決定していたが、ここにきてまず熊本整形外科が脱落の気配にある。
 理由は隣県のK銀行が内定していた土地購入、建築資金約50億円の融資を白紙に戻したのではないかという金融機関筋からの情報。同病院が同資金の新たな導入先を探しているというのだ。

 そこで浮上するのが、医療業界では最近のA級噂とされる「熊本丸田会のお家騒動」。理事長の身内でもある他の理事が、同理事長を部屋に閉じ込めて理事会を招集。そこで「理事長の解職」が緊急決議されたのだが当然、理事長は不承諾と裁判所に「地位保全」を求めて提訴。そして、それは本格裁判に突入という内容。

 これでは中身が読めないと思われるので、ワイドショー的にもなるが医師団、看護師らの話をまとめると、「事務局スタッフであった再婚相手の実家からは不要な家具類を大量に購入するし、その身勝手さには身内の事務局長もサジを投げて辞職するほどの低レベルな経営能力。またタレントである中川◯子の追っかけもしていたアホんだらと噂が走るほど医師団、看護師からは総スカンで、極めて信頼性に乏しい理事長」という内容。その前提で、他理事のクーデターが勃発。

 銀行筋の「コンプライアンス以前の問題」は妥当な見解。それだけに副知事登場の場面も出たといえるが、これに巻き返しでもあったらイズミの複合施設計画も前途多難…。


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